春にさよならにさよなら

 お久しぶりの更新となってしまいました。

 筆致企画の感想の続きです。


 まずはこちら


 かこ さん

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655321229854


 こちらも独特の雰囲気と世界観が特徴です。

 時代ものと思いつつ、和風ファンタジーっぽさもあり、ストーリーの根幹をぼかして俯瞰した文章がミステリアス。それでいて情景描写に力が入っており、美しい情景を呼び起こしてくれます。

 ハルがナツを送り出す言葉が、互いの立場、互いへの思い、時の流れ、二人の間にある半透明で分厚い壁を感じさせ、悲しくも暖かく、凛と響きました。



 お次はこちら


 まんごーぷりん さん

 https://kakuyomu.jp/works/16817330650808411932


 こちらは今のところビター度合いが一番。

 子供の頃に誓いあった夢。かつて自分が守ってあげた少女は、自分の手の届かぬ場所で輝きを放つ。一方でくすぶり続ける自分。それは、自分にはどうしようもない理由で。溜まる鬱屈。偶然の邂逅と、一瞬で膨れ上がる憎悪。その時彼がとった行動は、その後の彼らの人生を決定づけた。

 苦い後悔の先、先へ進もうとするナツ。その謝罪に、答えが返ってくることはない。



 続きましてこちら


 奈月沙耶さん

 https://kakuyomu.jp/works/16817330656181377540


 遣唐使!

 実はこの題材、私も思いついたんですよ。海外に旅立つプロットで、空海の渡唐についてく人、みたいな感じで。ただ、ちゃんと時代考証して単語とかに気を使うのがめんどくさ……ちょっと時間かかっちゃうかな、と思い断念していたんですが、見事に書きこなしていて流石だなーと思いました。

 大切な時間を大切にしすぎて取り残されたナツ。自分の知らない場所で咲き誇るハルから目を背けて、旅立ちの前に訪れた桜と、そんな二人を見守る。その言葉が、優しく染みていきます。






 えー。

 …………はい。

 当初全作品に感想書くぞと息んで始めたのですが、大変申し訳ありません。挫折しました。


 読むところまでは読み、今回の三作品の分を書くところまでは書いたのですが、残りの参加作品を読んで感想を書くところまではモチベーションが保てず、一回休憩しようと時間を置いたところ、ますます書けなくなってしまいました。


 他の参加者様の作品については、ハートと星をつけた作品は間違いなく読み、応援・評価をつけさせてもらってます。ここで紹介するところまではできず、申し訳ありません。


 もう4か月近く前の企画に今更感想書いてこっそり挫折している自分がなんとも言えず情けないのですが、そうこうしている間に映画も見まくってるしゲームもやりまくってるし新作の準備もしているしと、このエッセイに書きたいことが溜まってきてしまったので、ここはすっぱり諦めて切り替えていこうと思いました。


 というわけで、こちらも少しずつ更新していきますと共に、8/1スタートのカクヨム中編コンテスト第4弾『嫁入りからのセカンドライフ』、参加致します。

 ついでに『カクヨム夏祭り2023』参加のため、8/1から毎日一話ずつ投稿していきます。


 タイトルは『伯爵夫人の秘密の占いサロン』


 ご興味おありの方は是非ご覧くださいませ。

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