第7話 裏切りの魔剣士


 エルフ族の居城であるエルドリア城の玉座には、

 エルフ族の王が優雅に座っていた。 

 本来なら誇り高いエルフ族はこの居城にエルフ以外の種族は近づけない。


 彼らはエルフ族こそ、このウェルガリアに君臨する

 選ばれた民と信じてやまない。 

 だからその王の玉座の前に跪く二つの人影は異例中の異例といえよう。


 一人は漆黒の甲冑に身を包んだ身長190セレチ(約190センチ)以上の

 褐色の肌の男。 凍てつくような緋色の瞳。 


 蜂蜜色の髪が鮮やかで、頭の後ろで綺麗に結っている。 

 だがその頭部に生える二本の漆黒の角が周囲のエルフ達に警戒心を抱かせる。 


 褐色の肌の男――魔剣士マルクス・ハルダーは竜人りゅうじんであった。


 エルフと竜人。

 共に過去に異世界からヒューマンに呼び出されたと云われる二種族だが、

 その関係は決して交わる事のない水と油のような関係だ。

 エルフも竜人も気高く、選民思想に満ちた尊大な種族だ。


 ゆえに彼らは交わらない。

 故に彼らは争った。


 高い魔力を誇るエルフ族。 強靭な肉体を持ち、高い戦闘力を誇る竜人。

 その両者の戦いは苛烈で凄惨であった。


 ウェルガリアの大地に幾多の屍が積み上げられた。 

 だが両者は自らを至高の種族と信じて戦った。 

 だが何十年、何百年の時が過ぎても、決着はつかなかった。


 更にカオスゲートから突如現れた魔族の集団が地上に君臨。 

 凶悪で残忍な魔族はエルフ族にも竜人にとっても脅威となった。


 そして魔族を封印すべくエルフ族、竜人、ヒューマン、猫族ニャーマンは手を取り合い魔族討伐連合軍を結成。 幾多の死闘の末、討伐連合軍は魔族と魔族のおさである魔王を一つの大陸に封印。 これが暗黒大陸である。 


 戦いに疲れ果てた四種族はそれぞれ不可侵条約を結んで、

 国の再建に尽力を注いだ。 

 だがそれでも心の奥底ではエルフ族、竜人、そしてヒューマンも

 このウェルガリアの真の支配者に君臨しようと、水面下で暗躍していた。


 そしてそのきっかけと成り得る大きな機会チャンスが訪れた。

 それがこの二人の異種族をエルフの城に招き入れた理由だ。


 エルフの王――グリニオン一世は玉座の肘掛に両肘を置きながら、

 目の前の男達を凝視する。 片方の栗色の短髪のヒューマンは、

 萎縮して緊張しているのが手に取るように分かる。 



 この男は問題ない。 

 恐らく付録のようなものであろう。 

 問題は――隣の男だ。



 見るからに精悍な顔つきで王である自分を前にしても、

 不遜なまでに落ち着いている。 それが気に食わなくもあり、

 ほんの少しばかり興味をそそる。


「余がエルフ族の王グリニオン一世である。 本来なら貴様らのような異種族はこのえあるエルドリア城など招き入れぬ、だから今回は特別だ! さあ、貴様らが余に見せたいという代物を見せてみよ!」


 グリニオン一世は王に相応しい尊大で傲慢な口調でそう告げた。

 だが目の前の竜人は怯むどころか、不敵に笑った。


「……勘違いしないで頂きたい。 我々は貴方の臣下ではない。 我々はエルフ族と取引きに来たのだ。 対等の関係でな。 それを忘れないで欲しい……」


 この不敬罪にも当る言葉には、流石のエルフの王も絶句した。

 だが王をこのように侮辱されては周囲の臣下達が黙っていられない。


「貴様! 我らが王を侮辱したな!」


「処刑だ、処刑! 今すぐ首を刎ねてやる!」


「竜人風情がつけ上がるな!」


 憤る王の臣下達。 だがエルフの王は片手を上げてそれを制した。


「大した度胸だ。この余を前にしてそのような不遜な態度を取るとは、余程の大物か、大馬鹿者のどちらかであろう。 だが気に入った! けいの名を聞きたい!」


「魔剣士マルクス・ハルダー。 見ての通り竜人でございます、陛下」


 魔剣士マルクスは鋭利な声で名乗り出た。


「ハルダーか、良い名じゃ。 さぞ名の通った冒険者であろう……」


「……そんな事はありません、陛下」


「謙遜か、卿は竜人にしては謙虚だな。 まあよい、卿の云うとおり卿は余の臣下ではない。 故に問う。 如何様な理由を持って、余に会いに来た?」

 

 王の言葉に魔剣士マルクスは小さく頷いた。

 そして自分の懐に手をやり、小さな苗木を取り出して前方に突き出した。

 王だけでなく、王の臣下達も不審な眼でマルクスを凝視する。


「この苗木に生る実をエルフ族に買い取って欲しい。 

 後、望むのであればこの苗木の入手先もお教えしましょう」


「……」


 エルドリア城の王の間が静寂に包まれる。

 およその話は臣下から聞いていたが、やはりいざ目の前にすると信じられない。

 このようなちっぽけな木の実が神の遺産ディバイン・レガシーというのか。


「ううむ」


 エルフの王は小さく唸り、双眸を細めて目の前の苗木を見据える。


「……それがあの知性の実グノシア・フルーツと申すのか?」


「左様です、陛下」


「……証拠は?」


 王の問いにマルクスは小さく頷き、その場で立ち上がり、何かふだを取り出して、右指をパチンと鳴らした。 するとその札が破けて、青い小さな生物が現れた。


 赤い瞳を持つ、兎ほどの大きさの青い生き物は、ブルードラゴンの赤ん坊であった。 そしてそのブルードラゴンの赤ん坊は――


「オイラノ名前ハブルー。 エルフノ王様ヨロシクネ!」


 と、抑揚のない声で喋りだした。

 ざわざわざわ、と急遽周囲がざわめき立つ。 無理もない。 

 ドラゴンという種族が喋るなどという逸話や文献はこのウェルガリアにはない。 

 だがこのドラゴンは喋った。

 エルフ族がざわめく光景を見ながら、魔剣士マルクスは口の端を持ち上げた。


「……いかがでしょう、陛下?」


「……信じられん。 だが卿の話は本当のようだな。 よかろう、卿らの望みを聞こう」


「ではまずこの知性の実グノシア・フルーツの苗木を三憶グランで買い取って頂きたい!」


「さ、三憶グランだと!?」


 王だけでなく、周囲の臣下達も声を上げて驚いた。 

 三憶グランといえば、一個人の生涯年収を遥かに上回る。


 一流の冒険者でも三憶グランという大金を稼げるのは、ほんの一握りだ。

 それをこのちっぽけな苗木に一憶もの大金を払えというのだ。


「この実の価値を考えれば、三憶グランは安いですよ。 王よ、貴方自身が不老長寿を望むなら、一憶で買うと考えれば、安い買い物ですよ?」


「……余は不老長寿など望まん」


 エルフの王は不快げにそう答えた。

 マルクスはそれを見て、愉快そうに笑った。


「……王よ、貴方は賢明だ。 不老長寿は一種の魂の束縛だ。 

 永らえて生きる事が、必ずしも幸福とは限りませんからな」


 エルフの王の胸中で次第に不快な感情が渦巻き始めた。

 コイツ、何様のつもりだ? 仮にも余はエルフの王だぞ? 

 それを畏怖するどころか、まるで小馬鹿にした言動や仕草を繰り返すとは……。 


 許せん、許さんぞ!


「……もし我らエルフが買い取らぬ、と申したら卿らはどうするつもりだ?」


 王の問いにマルクスは両手を広げて、おどけた。


「ならば竜人なりヒューマンなりに売り込むまでですよ。 我々も遊びでやってるわけじゃない。 より良い条件を出してくれる相手と交渉するまでです」


「……なるほど、卿は商売人としても優秀なようだ。 ――だが!!」


 するとエルフの王は玉座から、立ち上がり右手を大きく上げた。


「――皆共! この不届き者を捕縛して、殺害せよ! これは王の命令である!」


 その言葉と同時に広間に待機していた親衛隊の兵士達が一斉に剣を抜剣する。

 王だけでなく、臣下である彼等もこの傲岸不遜な竜人の態度に強い怒りを感じていたようだ。 酷薄な表情でマルクスとその相棒ザインを睨むエルフ達。


「お、おい! マルクス!! ヤベえぞ!?」


 ザインは顔色変えて、慌てふためくが、マルクスは眉一つ動かさない。


「ククク、エルフ族は長寿と聞くが、おツムの方は猫族ニャーマン以下のようだな。 俺がこんな状況を想定してないとでも思ったか?」


「黙れ! このれ者が! 

 エルフを侮辱した罪に悔いながら、死ぬがよい!!」


 と、エルフの王が怒声を上げた。


「へへへっ、馬鹿過ぎるぜ。 その尊大で傲慢な所は竜人と一緒だな。 エルフも竜人も同類さ。 当人達だけが違うと思い込んでるだけさ!」


「――黙れ!! 薄汚れたトカゲ野郎が!!」


 竜人を侮蔑する言葉を吐きながら、怒りを露わにした一人の兵士が斬り込んだ。 

 マルクスは鞘に納まっていた漆黒の長剣を即座に抜剣する。


 カキン!! 硬質な金属音が周囲に鳴り響く。

 エルフの兵士はギリギリと奥歯を噛み締めて、力を入れるが交差した剣は微動だにしない。 戦闘種族の竜人といえど桁違いの腕力だ。


「……それが限界か? くだらん、実にくだらん」


 そうつまらなさそうにマルクスは言って、エルフの兵士を両足を払って転倒させた。 そしてその鼻っ柱目掛けて、渾身の膝蹴りを命中させた。


 「ごふっ」という悲鳴と共に後方に吹っ飛ぶエルフの兵士。

 だがこの場に居るエルフの兵士は少なく見ても二十人は下らない。 

 二対二十。 


 当然エルフ側は有利と見て、ジワリジワリと間合いを詰める。 

 それを蔑んだ目で見るマルクス。

 隣に居るザインは顔面蒼白だが、マルクスは動じた様子をまるでみせない。



 そして手にした漆黒の長剣を頭上に掲げて――



「――影の拘束シャドウ・バインド!!」



 と、魔剣士が得意とする暗黒魔法を詠唱する。

 すると前方で息巻く兵士達の影の中から、黒い縄のような物が現れて、

 兵士達を拘束する。影の拘束シャドウ・バインドは上級職である魔剣士が

 得意とする標的を拘束する暗黒魔法だが、従来は二十人を超える大人数相手に

 ここまで見事に拘束する事は出来ない。

 エルフの兵士達は「馬鹿な!」と呟き、黒い縄を解こうと暴れる。



「フン、だらしねえな。 仮にも居城の警備を任された兵士だろ? ショボ過ぎる。 まあ今の俺の魔力は桁外れだから、衛兵くらいではこうなるのも仕方ないか……」


 そう言ってマルクスはゆっくりとした歩調で玉座に進む。


「し、信じられん! エルフ族が誇る精鋭だぞ!! ……貴様もしや!?」


 目を見開いてマルクスを指差すグリニオン一世。

 「ヒュー」と口笛を鳴らして、マルクスは嗜虐的な笑みを浮かべた。


「流石は腐っても王。 そう、アンタの考えた通りさ。 俺はこの禁断の果実を既に食べている。 おかげで肉体も魔力も異常なまでに強化されている。 レベルも随分上がったぜ? さて、エルフの王はどの程度経験値を持ってるか試してやろうじゃないか」


「ま、待て! 分かった! 卿らの要求を呑もう! 三憶グラン払う!!」


「……三憶五千万グランだ。 五千万は迷惑料代わりだ!」


 マルクスは猛禽類のような鋭い双眸で、エルフの王を睨みつけた。


「わ、わかった! 払う! 三憶五千万グランで手を打つ!」


「……本当だな?」


「う、嘘など言うものか!? 仮にも余は王だぞ?」


「王だからこそ信用できねぇ、とりあえず迷惑料として、前金で二億五千万グラン用意しろ! ブツを渡すのは残り一億グランを貰ってからだ。 要求が呑めねぇなら、ここで俺の経験値のかてになってもらう。 王殺しの異名も悪くねえからな、クククッ……」


「け、卿らの要求は呑む。 お、おい! 宰相、今すぐ二億五千万グラン用意せよ!」


 王は王としての威厳を捨て、玉座の近くに佇む宰相にそう命じた。


「し、しかし陛下。 二億五千万グランですよ? このような無法者の言いなりになる必要もないと思われますが。 わ、我々は誇り高きエルフの民ですぞ?」


 目が泳ぎながらも、王に苦言を呈する宰相。


「優先すべきは余の命である! これは国王としての命令じゃ!」


 こう云われては宰相としても、引き下がるしかない。

 宰相は指をパチンと鳴らして、侍女らしきエルフの女を呼び寄せた。


「今すぐ二億五千万グランを用意せよ。 

 足りなければ国庫にある金銀財宝を持って来い!」


「はっ! 了解致しました」


「商談成立だな。 くれぐれもおかしな真似は考えるなよ? さもなくば貴様らが敬愛する国王陛下の断頭ショーを目の当たりする事になるぜ、ふふふ。 それも一興かな……」


「わ、わかっておる! すぐ用意するから卿も早まった真似はよすのじゃ!」


「了解、了解!」


 マルクスは手にした漆黒の長剣を自分の右肩に当てながら、微笑を浮かべた。 彼の暗黒魔法で黒い縄で縛られた兵士達も目を丸くして、事の成り行きを見守る。


 そして三十分後。

 大きな台座に積まれた大きな皮袋が運ばれていた。

 袋の隙間からは大量の一グラン金貨が顔を覗かせている。 


 それの大きな皮袋を手に取り、中身を弄るマルクス。 

 どうやら全て本物のようだ。

 マルクスの隣に立つザインも「ス、スゲえ……」と生唾を飲んだ。


「どうやら本物のようだな、いいだろう。 とりあえず前交渉は終わりだ。 あり難く二億五千万グランは頂戴するぜ。 このブツ――知性の実グノシア・フルーツが欲しけりゃ残り一憶グラン、キッチリ用意するんだな。 後、この実のなっていた場所を知りたければもう一憶用意しな。 そうすりゃアンタ等エルフはこのウェルガリアの覇者になれるぜ。 三億五千万で買える覇者の地位だ。 安いもんだぜ。 それじゃ今日は一端引くぜ!」


 そう不敵に告げながら、マルクスは大きな皮袋をザインに手渡す。


「お、重い……でも心地よい重さだぜ、へへへっ……」


「こんなモンじゃ終わらんさ。 まだまだ稼げるぜ」


「流石マルクス、精々俺にも旨みを吸わせてくれよ」


「そいつはお前次第だ。 報酬の分はキッチリ働いてもらうぜ!」


「お、おう! 何でもするから頼りにしてくれよ、へへへ」


「期待してるぜ、ザイン」



 そう軽口を叩き合いながら、二人は玉座の間を後にする。

 二人の姿が視界から消えるなり、宰相がこめかみに血管を

 浮き上げて、怒声を上げた。



「――今すぐ集められる限りの兵を集めよ! 

 あの二人を殺せ! 今すぐじゃ!」



 宰相の判断は正しかろう。 仮にもエルフ族の長を務める王、

 更にはエルフという種族を愚弄するかの如くの振る舞いの数々。 

 当然許せるはずもない。


 だが興奮する宰相を諌めるように王が口を挟んだ。


「待つのじゃ、宰相。 卿も気持ちも分かるが、ここは堪えるんじゃ」


「し、しかしですよ!? あの振る舞い、あれは我々エルフに対する侮辱ですよ!? あのような汚わらしい輩は八つ裂きにして、晒し首にすべきです!」


 と、憤慨する宰相。


「勿論じゃ。だが奴等はあの禁断の実を持っている。 奴の言い分を借りるわけじゃないが、確かにアレがあれば、我らエルフ族がウェルガリアの真の支配者になるのも夢物語ではない。だがあの竜人は危険じゃ。 何せ自身で禁断の実をしょくするんだからな。 狂人の類であろう。 だが奴は使える。 確かに二億以上の大金を払うのは少々惜しいが、先行投資と思うのじゃ。 二億で知性の実グノシア・フルーツを買うと考えれば、決して悪くない買い物じゃ……」


「……つまり誇りより利益を取れと申されるのですか?」


「そうじゃ、だが勿論余も奴を許さん。 この次第が全て上手く行った暁には、即座に奴を……奴等を処刑する! エルフ族の王として、ここに宣言する」


「……わかりました。 陛下がお堪えになったのです。 私もここは我慢致しましょう。 ですがあの竜人は陛下のおっしゃるように、危険と思われます。 今すぐエルドリア城、更にはエルフ領全土で奴等の動向を監視すべきと思われます」


「うむ。 その件に関しては、宰相。 卿に任せるとしよう。 

 だがくれぐれも勘付かれないようにな。 

 あの竜人は底が読めん不気味さがある……」


「はっ! 仰せのままに!」



 宰相は小さくこうべを垂れて、お手本のような綺麗なお辞儀をする。

 王はそれを片手で制して、玉座に深々と座り、黙考する。



 ――あの男は絶対に許さぬ。 この王である余を愚弄した罪は重い。

 ――必ず神罰の鉄槌を下して見せる。 だが、だが……奴は不気味じゃ。

 ――あの男はもしかしたら我らエルフ族に災厄をもたらせる使者かもしれん。

 ――じゃがこの好機を逃す手はない。 


 ――あの禁断の実が手に入れば、あれさえ入れば……

 ――我らエルフがウェルガリアの頂点の座に君臨する事も夢物語ではない。


 ――その為にも、必ず禁断の実を手に入れ、

 ――更にはその在り処を知らねばならぬ!


 だがエルフの王の胸中で言い知れぬ感情が渦巻く。


 ――やめておけ! 今なら引き返せる! 馬鹿な真似はよすんだ!


 それはもう一人の自分が語りかけて来るのような警告。

 だが王もエルフの長としての矜持があり、それを拒んだ。



「……必ず我らエルフ族がこの大地を支配して見せる!」


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