朝、コーヒーを飲みながら読んでいたら思わず号泣した短編作品です。
ティッシュを必死に掴み取りました……
題名の通り、『輪廻』というテーマでまさしく書かれており、冒頭の時代背景は江戸時代、もしくは明治時代の頃の蒔絵師の家柄のお話から始まります。
その家で生まれた少女が父の弟子である一人の男性と出会うシーンから一つの恋が。
短い短編の中で彼との恋愛の紆余曲折もきちんと描かれており、その世界感からうっとりとするような空気が流れてくるようでした。
お互いを思い合う二人の強くて優しい感情がこちらまで伝わってきて、最後は涙。
美しい描写と共に、切ない恋愛の醍醐味と誰かを愛すという暖かさをぜひ皆様にも感じてもらいたいなと思います。
もう、こんなん、泣くやん……。