KACをジャックします!⑦

ぺんぺん草のすけ

第1話 忠言は、かれえぇぇぇぇ!

 さて、今年もやってきました!


 えっ? 何が!


 決まっているじゃないですか! KACですよ! KAC!

『KAC2022 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~』 が今年も始まりました。


 去年の本作はボヤッキーシリーズとして、リワードの有効期限の撤廃を寿限無を交えて訴えてまいりました!

 体制に物申す!

 いいですね~

 やはり風刺はいい!


 まぁ、言論に対して比較的自由なスタンスのカクヨムだからこそ許してもらえるテーマだったのでしょうけどね。


 えっ? この入り方、前回のものと一緒だって?

 いいじゃないですか!

 こうでもしないと、文字数稼げないでしょ!

 こう見えても私、かなり忙しいんですよ!

 こんなの可愛いお中元みたいなもの!


 ダメ! 絶対! 贈収賄は犯罪です!


 という事で、前回同様にグルメ記事でも書くか!


 って、前回は料理そのものがでてこなかったって?

 いやいやちゃんと最後に焼きトリが出てきたでしょ! 焼きトリが!


 あんなモノ食べられるかい!

 イヤイヤイヤ! 魔人国の人たちなら、かくよむ、いやかくいうトリの丸焼きでも食べられるんですぅ~!

 文句ありますぅ~?

 文句があるなら星をくれ!

 って、うっそで~す!


 しかし、どうするかな……これから……


 「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」にも殴り込んでみたし、「田原総一朗で二次創作」にもカチコミを入れてみた。


 まぁ確かに「田原総一朗で二次創作」の期限は3月31日とまだ日は残っている。

 だがさすがに、実在の人物をこれみようがしにいじり倒すのはいただけない。

 小説の中と言っても殴るのはダメだ!


 ピンポーン!


 だれやねん!

 こんな時に呼び鈴押すやつは!

 俺は今、KACの原稿を書いていて忙しいねん!


「N〇Kなら帰ってや! お前のとこ、朝まで生❤❤❤してないやろ!」

「N〇Kなんばグランド華菊からのお届け物です~❤ なんか伏字にしすぎると妙にエロイわね!」


 いやいやそれは、あなたが日ごろからそんなことばかり考えているからでしょうが!

 

 ガチャリ!


 ばきっ!

 ほげぇぇぇぇぇぇぇ!


 蘭華「くそ作者! ここはうちらがジャックしたって言うたやろが!」

 作者「でたなこのエロ娘!」


 ギラリ!

 蘭華「何か言った?」

 蘭菊「何か言いました?」


 作者「ひぃぃぃ! 痛い目に合う前に今日は早々に退散しまぁ~す!」


 蘭華「ちょい待ち! 今日は帰らんでええねん!」

 蘭菊「ということで作者さん、ここに座っていただけませんか」

 作者「はい?」


 蘭華「えっとな、ウチら前回の原稿で田原総一朗さんに出会ったんや!」

 作者「それで……」


 蘭菊「ということで、連れてきちゃいました!」

 作者「もしかして……ここに?」


 蘭華・蘭菊「ハイ! 田原総一朗さんで~す! 拍手!!」

 作者「……」


 田原「こんにちは、田原総一朗です」

 作者「はぁ、こんにちは……」


 蘭華「反応うすっ! もっと感動せんかい!」

 ゴツン!

 作者「叩くことないでしょ! 叩くこと! 小説の中でも叩いたらダメって言ってたじゃないですか!」


 蘭華「何よ今さら! 大体、本編では人がぎょうさん死にまくってるじゃない! というか、田原さんに何か出しなさいよ!」

 作者「えっ? 何か出さないとダメ?」


 蘭菊「お客様ですよ! もてなすのが普通なんじゃないですか?」

 作者「じゃぁ……これでもどうぞ……」


 蘭華「これは何?」

 作者「カレーでして、カツオと昆布ダシベースのカレーでございます」


 蘭華「ちょっおいしそう! このシリーズにして、やっとまともな食べ物が出てきたじゃない! 私も食べたい!」

 作者「どうぞどうぞ……昨日の残り物ですが……」

 蘭華「モグモグ」


 蘭菊「田原さん、カレーのお味はどうですか?」

 田原「僕はね、食べることには全く興味がない(*1)」


 作者「はい?」

 田原「カレー! カレー! なんてくだらないことばかり書いているから、いつまでたってもカクヨムコンで読者選考通れないんだよ! 分かってる?」


 作者「もしかして、それは私の事でしょうか……」

 田原「君以外に誰がいるっていうんだよ」


 作者「いやぁ、他にも同じように読者選考を通らない方は一杯いらっしゃるかな~って」

 田原「いやいや、そんなこと聞いてるんじゃなくて」


 作者「なら一体どのようなことでしょう……」

 田原「君は今後、どうしたいの?」


 作者「いや、そこまで真剣には考えてなくて、単に面白く書いて、みんなが読んでくれればいいかなぁって……」

 田原「そんな考えでいいと思ってるの? 本当にそう思ってる?」


 作者「……うーん、できれば書籍化もしてみたいかなって……」

 田原「ならどうするの! そのために君はどうすればいけないと思ってるの!」


 作者「えっ? それは……書いて書いて書きまくる?」

 田原「そう! 休みは一年に一日! 一月二日!(*2) 大切なのは自分の感性に素直になること。視野を広げるとかに拘らず心のままにものを見ればいい(*3)」


 蘭華「ごちそうさまぁ! はぁ食った! 食った! という事で帰るわよ!」


 田原「君と出会ってまもないですがもうお別れです。最後に一つだけいいですか」

 作者「ハイ!」


 田原「好きなことをやって金を払うのは趣味という。好きなことをやって金を取るのがプロなんです!(*4) 頑張ってください!」


 作者「あ! あざーーーす!」


(*1)(*2)(*3)(*4)田原総一朗 名言より


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