ユメカナッ!焼き鳥と言えば!
黒羽冥
第1話
ある日僕達がギルドの帰りに道を歩いていると僕の鼻にいい匂いがしてきたんだ。
「らいと!?なんかいい匂いがしてきたんだけど何だろう?」
「ん?ああ…焼き鳥か?腹が減る匂いだな…。」
すると僕の視界の先に鳥を型どった看板が見えてきた!
「あれは!?」
「やっぱり焼き鳥屋だったのか?」
僕達が近ずいていき屋台をだしている店主の顔が見えてきたんだ。店主はいい年って感じの風貌でニコニコ焼き鳥を焼いている。そして僕達に気がつくと元気に声をかけてきたんだ。
「お!?君達いらっしゃい!」
「あ!こんにちは!」
僕が挨拶をすると隣りでらいとは焼き鳥のメニューを見ていた。
「おっさん!今日は全部の商品あるのか?」
「おう!なんでも好きな物を頼みな!」
僕もそんなやり取りを聞いていてメニューを見ていた。
「えっとなになに。」
書いてあるメニューには…鶏もも、ネギマ、鶏皮、etc…。色々ある普通の焼き鳥屋さんかな…僕はそう思っているとメニューの端に変わった名前を見かけた。
「なになに?『スライム』?これは?」
「それは羽スライムの肉だ!」
微妙なモンスターの焼き鳥とは…さすが異世界だ。今度はその隣の文字に気がつく。
「こっちのは…『スケルトン』?これは?」
「それはな!スカルボーンっていう鳥モンスターの軟骨だ!」
え?そのモンスターってほとんど骨じゃないか?そんなものが売れるのだろうか…。そして最後に見たのは…。
「これは…ゾンビバード…。」
「食えねー肉だろ!?」
らいとのツッコミで僕達は普通の焼き鳥を買って食べながら帰るのでした。
「やっぱり焼き鳥は!」
「普通のが一番うまいな!」
ユメカナッ!焼き鳥と言えば! 黒羽冥 @kuroha-mei
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