只野五判の食レポ万歳!

黒幕横丁

焼き鳥専門店トリ辰の西京焼

 はい。本日もやってまいりました。只野五判の食レポ万歳。今日は、コチラ。東京都文京区にあります。焼き鳥専門店トリ辰さんにやってまいりました。

 焼き鳥専門店ですかー。いやぁ、良いですね、焼き鳥。熱燗をくいっとやりながらネギマなんて最高ですよね。早速中へ入っていこうと思います。

 こんにちは。早速店内はカウンター席の前に炭火の焼き台があるザ焼き鳥屋という内装ですね。焼き板の黒を基調にシックな佇まいです。では、コチラに座らせていただきまして。

 店主が毎日丁寧に串打ちした焼き鳥を炭火でじっくり焼いて提供していくというスタイルなんですね。じっくりと焼いているから鳥がふっくらと焼きあがると。

 へぇ。つくねには軟骨を混ぜ込んでいるんですか。食感がコリコリとして大変面白いつくねと。それで、トリ辰でのオススメは一体なんですか? 店主持ってきてください。

 ……どれどれ。えっ、なんと店主が持ってきたのは、焼き鳥ではなく、白身魚の西京焼きですか。えー、ここ焼き鳥屋ですよね? 西京焼きがオススメメニューなんですか?

 おー、最初は隠れメニューだったのが、だんだん口コミで広がってついには定番化してしまったと。ウチは焼き鳥を扱っているのにと店主も少し恥ずかしそうですね。

 この西京焼きも焼き鳥同様、ちゃんと炭火で焼いていると。そこのこだわりは流石ですね。

 では、頂きます。まず、見た目ですが、程よく白味噌が焦げていて、香りも香ばしくていいですね。箸を通したときの皮のパリっとした音も食欲をそそります。では一口。

 んー、これは美味しい。まず、最初に来るのがやはり味噌の風味ですね。大豆本来のクリーミーさがガツンと口の中に入ってきて、あと白身魚の塩分がそれを後押す、まるで相乗効果のような役割を果たしていますね。

 魚も炭火で焼いていて程よく油が落ちふっくらと仕上がっているので、しつこくない。コレは定番化しますよ。お酒がこれは進みますね。いやぁ。ご馳走様でした。


 只野五判の食レポ万歳。今週はトリ辰さんの西京焼をご紹介しました。また、来週。


(この話はフィクションであり、実在しそうなお店とは一切関係ありません。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

只野五判の食レポ万歳! 黒幕横丁 @kuromaku125

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説