すごく好きなお話でした……!なんて温かい。再就職のことや、病に倒れた家族のこと。それらを少しずつ、けれど確かな一歩で再生させていく力強さを感じました。
様子を見に来てくれている恵理子さんと順彦くん、味の再現に協力してくれたひげじい、新しい道を支えてくれた妙子さんたちの姿からも、優しさと勇気をもらえました。一人では心細い道でも、みんなと一緒ならゆっくりでも歩いていけるかもしれない。そんな実感を得られる、素敵な短編でした!このお店の焼き鳥を食べたいです!( *´艸`)
作者からの返信
気に入っていただけて嬉しいです。日記のように日々を積み重ねる話にしたら、ちょっとずつ前進する物語になりました。
みんながそれぞれ力を貸してくれたから主人公の再起に繋がったのかもですね。ゆずこさんの中でちょっとでも何か、得られるものがあれば嬉しいです。
この焼き鳥屋さん繁盛するといいなー。
ごきげんよう、親と息子の確執と愛情が入り混じった温かな物語、ありがとうございます。
くも膜下出血、ですか、恐ろしい病気ですね。
ある日突然、倒れて、命永らえたのは本当に幸いでしたけれど、周囲の人々と意思疎通も困難になるなんて。
生きていくのはたいへんですよね。
色々と思い通りにならない、それでも生きていかなければならない。
二進も三進もいかなくなって頭を抱え込んでしまいそうなる、そんな時。
再び手を取って、立ち上がれ、顔を上げろ、一歩踏み出せと檄を飛ばしてくれる、背中を押してくれるのは、家族であり、周囲の人々だと思います。
お父さまとの確執、飛び出した家に再び戻らざるを得なかった時、ノートに書かれたレシピには、お父さまの息子さんへの愛情が溢れたノートになっていたのでしょうね。恵理子さんの平手打ちだって、きっと、そう。
お父さまの嬉し泣き、二度と息子と並んで厨房に立つことなどないだろうと思っていたのかもしれません。
息子さんの再起とお父さまの息子さんへの想いが叶ったからこその涙だったのかもしれませんね。
作者からの返信
ごきげんよう、父と子の話にしてみました。焼き鳥って何だか男臭い感じありますよね。
大学時代、高次脳機能障害の患者に会ったことがあるのですがその方がくも膜下出血でした。大変な病気のようです。すっごく痛いらしい。
僕は精神病を抱えているので、「頑張れって言葉は禁句なんでしょ?」なんて言われるのですが、意外とそうでもないんですよね。無責任な「頑張れ」は駄目ですけど、現状より少しでもいい方向に行くことを願ってるよ、という意味の「頑張れ」はいいと思っていて。
そして何より、自分から奮起する時の「頑張れ」「頑張るぞ」は誰にも否定できないと思うんですよね。だから本作の主人公にも立ち上がってもらいました。
僕は恵理子さんみたいに檄を飛ばしてくれる人、タイプです。今回はちょっと趣味の一部を出してみた。
親子の再起の物語、こちらこそ楽しんでいただけて幸いです。ありがとうございました。
こんにちは!
日付と共に、日記風に綴られる物語、いいですね。
リアリティある飾らない言葉もじわりときました。
そして焼き鳥が美味しそう。私はひげじいさんがイチオシです!
作者からの返信
どうもこんにちは!
日記風なので全部過去形で書くのが大変だった記憶。そこを掬い取ってくれて嬉しいです!
ひげじいさんも気に入っていただけて何より。仙人みたいなじいさんイメージしていただければ。
読んでいただき嬉しいです。ありがとうございます!