メンがヘラった後の贖罪

顎歌

贖罪

大好きです!!行かないでください!!


大きな声で貴方の前で泣きじゃくった。


貴方は、困った顔をしている。


それでも、私は、貴方と一緒に居たかった。


私は、必死に止めた。


寂しかったから、大好きだったから、尊敬していたから。


その誤った私の“こうい“が貴方を傷付けていたと知ったのは、貴方と離れてから何年かたった頃だった。


貴方は、優しいから私が無理に止めるせいで周りから浮いていた。


傷付く言葉も沢山、言われたんだろう。


時々、私を睨み付けていたのだろう。


もう、関わらないでと。


私は、自分の事ばかり見ていたようだ。


私が愛していたのは、貴方が好きな私だった。


それでも、最後まで傷付きながら演じてくれた貴方に今更、気付いた私は、何ができるのだろう?


謝ってどうなる?


会ってどうなる?


貴方は、もう私と会いたくなんてないだろう。


せめて、私なんか忘れて笑っていて欲しい。


私は、もう貴方と生涯、関わりません。


ただ、一つだけ言っていいのなら


今も貴方が笑っていることを願っています。





ありがとう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

メンがヘラった後の贖罪 顎歌 @agoro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ