美しい旋律で描かれる冬殺しの春

とても美しい描写力と、それが描く春と冬の擬人同士の愛と冬殺し。とても良かったです。愛していて、同時に憎むべき別の季節。季節が移り変わればどうしても相手を殺してしまう。それにより変動する主人公の心が機敏に感じ取れました。最後の数行の文章も、とても好きです。