KACをジャックします!⑤

ぺんぺん草のすけ

第1話 冷えた八宝菜!

 さて、今年もやってきました!


 えっ? 何が!


 決まっているじゃないですか! KACですよ! KAC!

『KAC2022 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~』 が今年も始まりました。


 去年の本作はボヤッキーシリーズとして、リワードの有効期限の撤廃を寿限無を交えて訴えてまいりました!

 体制に物申す!

 いいですね~

 やはり風刺はいい!


 まぁ、言論に対して比較的自由なスタンスのカクヨムだからこそ許してもらえるテーマだったのでしょうけどね。


 えっ? この入り方、前回のものと一緒だって?

 いいじゃないですか!

 こうでもしないと、文字数稼げないでしょ!

 こう見えても私、かなり忙しいんですよ!

 こんなの可愛いおやつみたいなもの!


 ダメ! 絶対! 寝る前には歯磨きね!


 という事で、前回同様にグルメ記事でも書くか!


 某忍者学校給食のおばちゃん特製、だ~

 某忍者頭領特製! 毒竹の子入り冷えた88パチパチ


 お残しは許しまへんでぇぇぇえぇっぇえっぇえ!


 といっても、小さい子供は、その日食べる量がまちまち。

 昨日はたくさん食べたからと言って、今日も同じように食べるとは限りません。

 だからこそ、小さいお子さんをお持ちのお母さん方は、遊び食いに対してそんなに目くじらを立てないでほしいと思うのだ。


 まぁ、そんなに心配しなくても、そのうち大きくなってくるうちに食べる量も一定になってきます。

 しかも、食うメシの量も増えてくるというおまけつき。


 うちもそうでした。

 長男の時なんて、こんなにご飯食べんかったらマジで死ぬんちゃうか?

 と思っていたのが、

 今では、毎日、茶わん3杯!

 食費がかさむ……マジで勘弁してくれ……


 それでもやっぱり子供の食べ残しはもったいない。

 お残しは許しまへんでぇぇぇぇぇ!

 ということで、子供が食べ残したものは旦那の晩御飯にでも放り込んでおきましょう!


 そうすれば、あら不思議!


 あんなにすっきりとしていた旦那が、ぽんぽこぽんの青だぬきに大変身したではありませんか!

 

 僕! ドザエモン!


 マジ……死にたい……名取川に飛び込みたい……


 俺は、変わりきった我が身の悲哀を書きたいのではない!

 ゆっくりと一人で静かに食べるグルメ小説を書きたいんだ!

 毎日! 毎日! じゃかましい中、何を食っているのか分からん状態は嫌なんだぁぁ!

 って、うっそで~す❤


 ピンポーン!


 だれやねん!

 こんな時に呼び鈴押すやつは!

 俺は今、KACの原稿を書いていて忙しいねん!


「N〇Kなら帰ってや! うちN〇Kなんて見とらへんからな!」

「N〇Kなんばグランド華菊からのお届け物です~❤ というか、忍者番組はN〇Kや! お前、ハッキリと見とるやろ! 契約せんかぁぁぁぁぁぁ!」

 

 ちっ! しまった!

 ついつい、子供と一緒に見ていた時のイメージが出てしまったではないか。

 うちの子供もキンたま三人組!

 あっ! 一人はキンタマなかったわ!


 ガチャリ!


 ばきっ!

 ほげぇぇぇぇぇぇぇ!


 蘭華「くそ作者! ここはうちらがジャックしたって言うたやろが!」

 作者「子供番組でいきなり殴ることないでしょうが!」


 蘭華「コラっ! この原稿のどこが子供番組っていうのよ!」

 作者「ほら、私、がっかりして、めそめそして……」


 蘭華「どうしたんだい?」

 作者「大砲みたいにゆれる! 胸はどこだい⁉ オウオウ!」


  ギラリ!

 蘭華「何か言った?」

 蘭菊「何か言いました?」


 作者「いえ何も! 今回のお題が『88歳』なんで、バストの88ズにかけようかと思いましたが……思った以上に貧乳……いや、無乳でして」


 バキッ!

 作者「いてっ!」


 蘭華「うちらは幼女や! 胸が大きかったらおかしいやろ!」

 蘭菊「成長期ですよ! この胸にはたくさんの希望が詰まっているんです!」


 作者「へぇ………鼻かゆ!」


 蘭華「なんか腹立つわぁぁ! もうええ! はよ出ていき!」

 蘭菊「そうですよぉ~、もしこのまま、ここにいらっしゃるようなら、島木譲●もびっくりサイキック!をお見舞いしますよ! はい! 蘭華ちゃん! お願いします!」


 蘭華「えっ⁉ うち? ウチがやるの?」

 蘭菊「こういうのは蘭華ちゃんの役目でしょ!」


 蘭華「もう、無茶ぶり! ええい! やけや! よう見とき! これがサバンナ名物サイキックや! 驚いたやろ! 驚いたって言わんかい!」

 

 作者「……僕、88歳のオジイサンなんで、なんかもう疲れましたわ……帰らせてもらいます……」


 蘭華「今日はこれぐらいにしといたろ!」

 蘭菊「って、作者さん、もういないわよ」


 蘭華「ふう、なんか私も疲れたわ……」

 蘭菊「はい! そんな蘭華ちゃんにはコレをご用意しましたぁ~♪」


 蘭華「なにコレ? ただの八宝菜?」

 蘭菊「ただの八宝菜ではありませ~ん! これは『毒竹の子入り冷えた88パチパチ菜』で~す」


 蘭華「なんかその言い方、ムカつくわ……」

 蘭菊「そんなに頭に来ていたら、毒竹の子を引いちゃうわよ~♪」


 蘭華「どういこと?」

 蘭菊「この八宝菜には88種類の野菜が入っているの」


 蘭華「88種も! すごくない! なんか、体によさそうよね」

 蘭菊「でしょ! でもね、そのうちの一つに猛毒も持っている八蜂齊竹はちはちさいちくのタケノコが入っているの」


 蘭華「八蜂齊竹はちはちさいちくって、あれに触れるとまるで毒蜂に八回刺されたかのように身が腐って苦しみ抜くっていう魔人国由来の外来竹……あれって、食べたら死ぬの?」

 蘭菊「えっ⁉ 何言ってるの、当然、死ぬわよ!」


 蘭華「なんなのよそれ!」

 蘭菊「これはね魔人国のロシアンルーレット料理よ! 面白いでしょwww」


 蘭華「どこがおもしろいのよ!」

 蘭菊「そうかなぁ? 面白いと思うけどなぁ。でも実際、みんな怖がってなかなか食べないのよね。だからすぐに冷えてしまうのよ、この料理」


 蘭華「だから、冷えたって頭についているのね……納得! って、一体、誰にとって得なのよぉぉぉぉぉぉ!」


 蘭菊「はい! 蘭華ちゃん! パクっ!」

 蘭華「モグモグ……」


 蘭菊「どう? 蘭華ちゃん、お味は?」

 蘭華 バタッ!


 蘭菊「ちょっとぉぉ! 蘭華ちゃん! 大丈夫?」

 蘭華「………………」


 蘭菊「……こんなとこで寝てたら風邪ひくよ」

 蘭華「……………」


 アナウンサー「ウィナァァァァー! 蘭菊ぅぅぅぅぅ!」


 蘭菊「やったぁぁぁ! これで連勝88! 高記録更新ヨ!」

 






 

 

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