第4話
「レーダーに敵影は」
「ありません」
よし、と息を吐いて、誠四郎が壁に背を預ける。四人の中で一番息が上がっているのは自分だ。一見インドア系のような容姿の一希でさえ、さほど疲れた様子は見せていない。日頃の運動不足か、と反省する。
「これからどうするんだ?」
「予定通り、作戦続行だ。なに、どうせ敵を殲滅する予定だったんだ。退路を塞がれたくらいで何かが変わるわけじゃない」
「ま、言われてみりゃそうか……」
無線から交戦報告が入る。南側の敵集団を別チームが攻撃している。誠四郎は推定現在地と、近くに敵がいないことを無線で報告する。
「でもさ、いつの間にあっちに回られたんだろうな? 北から入ってきたときには、周りに《あれ》はいなかったはずじゃん」
「そうだね。敵の集団との接触報告もなかった。島の外側を回って来たのか、あるいはどこかに隠れる場所があったのか……とりあえず、この話は後にしようか」
ブツブツと何か呟いている一希を無視して、誠四郎はこちらのコンソールに置いた地図をのぞき込んだ。
「一チームが北側に引き返した。橋のほうからも増援が来ているが、その橋が落ちている。ボートは用意できるけれど、上陸できる場所はこれから探すそうだ。おそらくこの埠頭近辺になるそうだが」
埠頭は地図の北東。現在地は島の南西側だから、ちょうど反対側だ。
「なあ、これ防波堤か? もしかして、このへんに隠れてたんだったりして。これならだいぶ海側に突き出してるから、目視もしづらそうだし、佑輔のレーダーにも引っかからない。監視だって海側にはほとんどいないわけだし」
「可能性はあるね。だけどそうだとして、今もここに戦力を残しているかどうかは疑問だ。さて、私たちはどう動くべきか……」
ふむ、と誠四郎が顎に手を当てる。無線機からは数の多さを報告する声が聞こえる。あまり戦況は芳しくなさそうだ。
「まあ、誠四郎ならどうするか、だいたい想像つくよ。オレたちなら大丈夫、まあ死にはしないようにするから」
「事前の作戦では、『お前の指示に従う。文句は言わない』という状況だな、これは」
一希とソラの言葉に、自分も頷いてみせる。
「……そうか。なら、私の好きにさせてもらおう」
命を預ける、と言えば聞こえはいいが、預けられたほうにはそれなりの重圧というものがあるだろう。とはいえ、それを顔には出さないあたり、さすがは御堂一族のひとりだ。
「まずは南側だ。加勢に行くぞ!」
*
道路に面した建物のうち、まだ比較的無事そうなものに飛び込み、二階の窓から外を見る。レーダーを信用してクリアリングは省略。そうでなくとも、あの《トライアイズ》の大きい図体ならば、建物の中でばったり遭遇する可能性はかなり低くなるのだが。
誠四郎の《武器》である球体が、敵の一部をこちらに追い立てる。切り取られた敵に一希がとどめを刺す。その隙に、もう少しで敵に囲まれようとしていた女性ふたり組が包囲を抜け出す。
一希はそのまま銃口を下方に向け、建物の入り口に向かってこようとする敵にビームを浴びせる。半身を乗り出すとたちまち反撃を食らい、「痛っ」と舌打ちしながら身体を引っ込める。飛んできたビームに炙られ天井のパネルが落ち、窓枠が歪む。さすがに敵との距離が近い。
「ソラ、階段のほうを見ていてくれ。近づいてきた敵は全部斬れ」
「責任重大じゃん、後ろは任せな!」
女性たちの退避を確認して誠四郎が片手を振る。銀色の球体が分裂して十個ほどに増え、一気に敵を叩く。道路の向かいからもビームが飛んでくる。さっきの女性たちの仲間はそちらにいるようだ。爆発音が響いて無線が聞き取りづらい。
「ソラさん、こっちに入ってきました! 二、いや、三体!」
「りょーかい!」
ソラに出番がある時点で、こちらの失敗だ。誠四郎がそんなことを言っていたのを思い出す。一方的に狙撃するのはずるいようにも思うけれど、それくらいの立ち回りをしなければやられるのはこちらだ。ソラの腕と刀の長さを足しても、《トライアイズ》のアームの長さには満たないだろう。三面六腕の敵に死角という概念はない。あまりにも鮮やかに敵を屠っていたから忘れそうになるが、一歩間違えば彼は死ぬ。自分に攻撃能力がないことが悔しい。
「佑輔、索敵範囲を広げて。見える限り全部、この地区番号を使って報告」
地図の端に記されたアルファベットと数字を示した誠四郎が、無線機に自分の分隊名と状況を告げたあと、マイクを渡してくる。無理です、という言葉をぎりぎりのところで呑み込んだ。そんな言葉は甘えられる余裕があるから吐けるのだ。撃たれないよう床に片膝を突き、アンテナを展開する。地図と突き合わせる。自分の能力ながら、表示されている正確な範囲が分からない。一希のほうがよほど正確な数字を知っているだろう。だがそれでも、分かる範囲で報告する以外にできることはない。
「H-1、敵影なし。H-2、西側敵影なし。東側屋内に一、屋外に十以上……」
ソラや誠四郎なら、ここからもっと情報を読み取れるのだろう。だが二人とも今はそれどころではない。ソラは部屋の外から声が聞こえているから、まだ無事らしいことは分かる。誠四郎は外の様子を伺いながら敵にビームを浴びせている。一希は悪態をつきながら、誠四郎とは違う方向に銃を向けていた。何かの破片で切ったのか、ジャケットの袖に血を拭った跡がある。
「I-3、南側に四、以上!」
他のチームからの報告もあるのだ、悠長にしてはいられない。誠四郎の手にマイクを握らせる。彼は外を見たまま、報告の完了を告げる。
「お姉さんありがと! 助かった!」
ソラの声と共に、すぐそばに光っていた最後の点が消える。さっき助けた女性か、その仲間だろう。レーダーには人間の姿までは表示されないので、人間の動きは推測しかできないが。
――だって、そんなものが表示されていたら、誰かを見捨てたことがすぐ分かってしまうじゃないか。
一瞬浮かんだ思考を払い捨てる。身体にどっと疲労感が押し寄せる。疲れているとろくなことを考えない。
「逃げられると思うな、クソッ!」
一希が叫んで引き金を引く。あまり《トライアイズ》を悪し様に言う印象がなかったが、さっきから観察対象に吐くとは思えない言葉ばかりを口にしている。
「うわー珍しい、那智先生が荒れてる」
「黙れ、仕方ないだろう、コイツには文句を言わない約束なんだ!」
戻ってきたソラの軽口に、一希は視線を銃口の先に向けながら、誠四郎を肘で指して叫ぶ。それは実質的に文句を言ってるようなもんじゃないのかな、と思いはしたが、直線距離で十メートルを割るような距離の撃ち合いが狙撃手の領分ではないのは確かだろう。
「一希、そーいう変なトコだけ律儀だよね……倫理観はどっかに置き忘れてきた感じなのに」
「……お前は間違ったことは何も言ってないが、それはそれとして余計なお世話だ」
おい、とようやく那智が振り返る。頬に切り傷。袖の血はこの傷のものだろう。
「ここから狙える範囲での掃除は終わった。次はどうする」
「こちらも終わったよ。佑輔、このあたりに撃ち漏らしは?」
「あと二体、そっちに……あ、飛んだかな? 飛んだと思います、両方。北に向かってます」
こちらから離れるように動いていた光点が向きを変え、まっすぐにレーダーから消えていく。思わず窓から外を見たが、肉眼では細かい状況までは分からない。一希がいったんそちらに向けて構えたが、遠すぎたのか諦めたように銃を下ろす。
「威嚇だけでもしたほうが良かったか?」
「いや、今の判断で問題ない。ソラ、そちらのご婦人方にケガは?」
「負傷一名、もう一人は軽傷。他の仲間と合流するってさ。オレはまだ動ける」
少し含みのある言い回しではあったが、見たところ大きなケガをしているようには見えない。うん、と誠四郎が頷いた。
「いったん南端に向かって敵の有無を確認しよう。問題なければ北へ向かって――大掃除だ」
「了解!」
*
一希が遠くから狙撃で少数を釣り出し、そこを叩く。そんな作戦だったはずなのだが、挑発した敵と共に、脇にあった地下タンクから大量の《トライアイズ》が湧き出したことで計画が崩れた。いつの間にそんな場所に隠れていたのか。言葉も通じない敵だが、一希のように文句のひとつも言いたくなる。こんなものは、たった四人で戦うような相手ではない。
救援を求めて無線機に原状を報告していた誠四郎だが、分かったのは他のチームもやはり大変なことになっているという事実だけだった。全滅はやだな、と苦笑したソラの言葉を笑えない。
「ダメだ、追いつかれる!」
「す、すいません、もう、走れ……」
「仕方ない、ここで迎撃だ!」
誠四郎が派手な攻撃で敵の足を止め、その先に広がる何かの作業場跡に飛び込んだ。広々とした土地に、大きな建物は見当たらない。用途の分からない機械があちこちに佇み、それらを太いパイプが繋いでいる。放棄されたコンテナや重機もあり、隠れる場所は多いのが救いだ。飛ばれればこちらも隠れられないが、逆に一希の狙撃銃の餌食にもなる。
「佑輔、後ろに敵は」
「いません! けど、またさっきみたいに地下から出てきたりしたら――」
「その時は、私たちの運がなかったのだろうね!」
笑顔で言い放ち、誠四郎は数十個の小さな球体を生み出すと、それを横一列に並べる。きらきらと波のように襲い来る敵に向かって、左手を伸ばす。
「行くぞ、フルバースト!」
「あ、これって……」
彼の能力の元ネタであるマンガに出てくる必殺技の名前だ。見た目もよく似ている。並んだ球体からそれぞれ前方の広範囲にビームが発射される。ビームとビームが重なり合い、幕のように広がった光が、機械の波をまるごと呑み込んでいく。鉄の水面がぱらぱらと崩れる。致命傷を負わなかった敵が近づいてくる。脚で乗り越えられない障害物は、重力を感じさせない動きで跳躍して越える。
「おまっ、それ、使わないってことになったヤツだろ!」
「よく覚えていたね。あとは頼む」
「バカかお前!」
誠四郎がガクッと膝を突き、胸を押さえる。自分がアンテナを全力で展開したときのことを思い出す。あれをもっと強くすれば、これくらいの反動にはなるだろうか。敵の前でこれほど無防備になるのなら、たしかに普通は使えない。
「佑輔、誠四郎を連れて逃げろ! ここはオレと一希で何とかする!」
「逃げるったって、この先は」
「海だろ! いいんだよ、そろそろ救援が来てるかもだからな!」
一希の銃からは発砲音が続いている。火薬で撃ち出すわけでもない《武器》からなぜそんな音がするのかはよく分からないが、それを言えばそもそも、実弾を入れる狙撃銃に似た形のものからビームが出ていること自体がおかしい。
誠四郎に肩を貸す。彼の上体をコンソールに乗せてみる。そのまま走り出すと、コンソールは氷の上を滑らせるような感覚と共に、誠四郎を乗せてついてくる。身体から離せる距離は手が届く程度までだが、多少は押したり引いたりもできるようで、なんとか障害物を避けながら進ませることができた。
せいっ、というソラの声と共に金属がぶつかる音がする。振り返ると、鼻先をかすめるアームをソラがぎりぎりでかわしたところだった。
「こんにゃろ! アイドルの顔に! 傷をつけるな!」
「お前、まだ諦めてなかったのか、それ」
一希のあきれたような声。
「なっ!? いや全然諦めてないよ!? てかオレちゃんと芸能人だからね!? そういう仕事もしてるからね!?」
「え、そうなんですか?」
「『初めて知った!』みたいな反応やめてくれる!?」
軽口を叩きながら、ソラが飛んだり跳ねたりと動き回る。その踊るような身のこなしに、なるほどこれはアイドルだ、と妙に納得した。
一希はじりじりと後退しながら敵を削っていく。いくら遠距離攻撃としては強力な武器とはいえ、一撃の威力ではどうしてもソラには劣る。このチームにソラが必要である意味を理解する。狙撃手だけでこの手のピンチを乗り越えるのは難しい。直接攻撃によって、敵を押し戻す動きが必要なのだ。
「す……すまない」
誠四郎が掠れた声でうめく。指先だけを動かして、銀色の球体をひとつ生み出す。そのたったひとつの動きさえ精彩を欠いている。
「どうやら、のんびり休んでいるわけにも、いかなそうだね……」
「無理しないでください、ふたりだってまだ戦って――」
ぐえっ、とソラの喉から、本人の意思とは思えない息が漏れる。アームの一撃に吹き飛ばされ、そばの機械に身体が叩きつけられる。吹き飛ばしたほうの《トライアイズ》は、一希に胴体の中心部を撃ち抜かれ、溶けるように消えていく。
「くそっ、抜かれた!」
「げ、マジかよ……」
一体がこちらに向かって走ってくる。ソラが動き出そうとするが間に合わない。一希は彼自身に向かってくる敵の始末に手を取られている。逃げようにも、もう海が近い。
ジャケットの裾を掴む手。誠四郎だ。彼は何を求めているのだろう。自分なんかに、何を。
「く、来るな……っ!」
いよいよアームが迫る。ぎぃん! と金属のぶつかる音がする。
「あ――」
背中側に展開したアンテナが、盾の代わりになったのだと気づく。振り返ってアンテナ台を押し出す。できるだけ大きく展開する。
こんなに間近に敵がいるのに。
こんなに死が迫っているのに。
不思議と、逃げよう、という気は起きなかった。
「――伏せろ!」
どこかで聞いたことのある声がした。身体が《キャンプ》での訓練をいちおう覚えていたのか、とっさに身体が動く。《武器》を消して伏せる。頭上をビームが飛んでいく。
「……救援か」
伏せるというより倒れるような形で地面に這いながら、それでも誠四郎は格好悪いという言葉からほど遠い。先ほどのソラの言葉を思い出す。そうだ。救援が来ている。ボートが出ている。さっきの声はたしか、作戦を説明していた「本職」の声だ。
「なかなか……『持ってる』じゃないか、私たちは」
「そう、みたいですね……」
一気に身体の力が抜ける。いま立ち上がれと言われても、とても膝に力が入りそうになかった。
*
「いやー、やっと終わったー、って感じ……」
はああー、と長いため息をついて、ソラがベンチに腰を下ろす。キャップを被り太いフレームの眼鏡をかけているのは、いちおうアイドルらしく顔を隠したいということだろうか。隣に誠四郎がいる時点でどうしようもない気もするが。
人々が行き交う病院のロビーは、うるさくはないが小さな話し声に満ちている。音だけ聞けば喫茶店のような雰囲気もあるが、鼻を突くのはコーヒーではなく消毒液と湿布の匂いだ。
《組織》と提携しているこの病院は、《トライアイズ》による負傷への治療にも慣れているらしい。記録も勝手に《組織》に回しといてくれるから楽だよ、とはソラの弁。
少し遅れて、頬と額に大判の絆創膏を貼った一希が戻ってくる。
「傷は大丈夫でしたか?」
「僕のはたいしたケガじゃない。これはちょっと大げさすぎる。それより……」
視線を向けられたソラが肋骨のあたりを指さし、「骨は折れてなかった」と報告した。
「あれで? すごいなお前」
「オレも正直ちょっと引いた」
とはいえ、長袖のシャツを脱げばその下にはあちこちに包帯が巻かれているはずだ。誠四郎と自分が軽いやけどと擦り傷、ちょっとした打撲くらいで済んでいるのに比べれば、明らかにダメージは大きい。
「まあオレのことなんかどうでもいいじゃん、それよりここは打ち上げするトコじゃね? ピザとか取る?」
「その元気があるなら大丈夫そうだ。残念ながら、このあと戻って報告書を出さないとね」
「ウッソだろ……? あっ急に傷が痛くなってきた、いやーこれはちょっと書類とか書けないなー」
「いいのかい? さっき君が助けたご婦人方が《基地》で待っているそうだが」
「……やっぱ行くわ」
*
「……あいつのサインとか、欲しがる人間がいるのか」
「君も貰っておいたらどうだい? そのうち貴重なものになるかもしれない」
嬉しそうにソラからサインを貰っている女性たちを横目に、報告書を書く。途中までは何とかなったが、問題は最後のほうだ。倒した数が多い上、必死だったので倒した数がまるで思い出せない。倒すと消滅するという敵の特性のせいで、後から数え直すこともできない。
「そちらの皆さんも、ありがとうございました。そちらの方が、話題の?」
彼女たちが自分を見ていることに気がついて面食らう。話題になるようなことを、何かしただろうか?
「そう、我が隊の期待の新人、平瀬くんだ」
誠四郎の答えに、「まあ!」とロングヘアの女性が感激の声を上げる。
「大した情報収集能力です、あの無線には助けられました。ところで平瀬さん、あたしたちの分隊に興味はありませんか?」
「あげないっすよ!?」
間髪入れずにそう言われ、ソラに肩を掴まれる。その反応が素直に嬉しい。
「当然だ。今日の結果を踏まえて、検証したいことがまだ山ほどある」
一希の発言は……まあ、嬉しくないわけではない。
「あら、そこは本人の意思を聞かないと」
「俺の、ですか?」
嵐のように過ぎ去った、この数日を思い出す。これまでのことと、これからのことを思う。
「移籍のつもりはありません。俺は、この隊でやっていきたいんです」
その言葉は、思ったよりもすんなりと口から出ていた。
「だそうだよ。申し訳ないが、そういうことだ」
「ほら、だから言ったじゃない」
腕を三角巾で吊った女性が、くすくすと笑いながらロングヘアの女性の背をつつく。
「これだけ仲の良さそうなチームから、引き抜きなんて無理だって」
「ダメ元で言うくらいはいいでしょう?」
――仲が良さそう、か。
そう見えるのだろうか、と思いながら誠四郎のほうを見る。心なしか、笑顔がいつもより二割増くらいになっているような気がする。もしかしてこの人、本当に友達が欲しかったのかな……と今さらになって思う。
「あの、皆さん」
背筋を伸ばす。この勢いでなら、照れずに言える気がする。本当に良い仲間に恵まれたのだと、そのおかげで自分が本当に助けられたのだと。いや、その前に、まずは。
「改めて――これからも、よろしくお願いします!」
東京エイリアンバスターズ こうづき @lunar_777
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