第52話

「マルドゥク。モニターを繋げて」

『はい!』

ガイアは、マルドゥクに自分がモニターに映る様にセットしてもらった


ガイアがモニターに映ると

《ピー・ピー・ピー・ガイア様から、国民の皆様にお話しがあります》

城内と城下町にアナウンスが流れた

そして、城下町の至る所にある巨大なスクリーンと、場内にある訓練場のスクリーン、パーティルームにあるスクリーンに、ガイアが映し出された


「皆さん。お忙しいところ突然すみません。昨日国王になったガイアです。突然の事で驚かれたと思いますが、俺から話しがあります。少し聞いて下さい」

「ステータスオープン」

「眷属契約!」


ガイアは、ステータスを見せながら全国民を眷属にして色々話しをした


ガイアが、これからしたい事を…

ガイアが、場内を改造した事を…

ガイアが、城下町を改造した事を…

ガイアが、王で本当に良いのか?

国民全員に《スキル付与》で付与できるスキルを与えた

全員、不死にした

希望者のみ不老を使った

色々話しをした


全員が、感動し、涙を流して、聞いていた


ガイアの嫁を1人ずつ、丁寧に紹介した

そして、冒険者ギルド、商業ギルド、魔法ギルド、魔道具ギルドの復活を進める事を話し


教会、治療院、武器屋、防具屋、魔道具屋、雑貨屋、装飾屋、鍛治工房、錬金術工房、付与魔法工房、木工房も復活させたいと言った


国民に各所で従業員の募集をしている事を伝えた

働いてくれる者は、明日の昼までに各所に来るように伝えた


ガイアは、この国をもっと豊にしたい、もっと大きくしたい、もっと沢山の人達を国民に迎えたいと、語った


城下町の至る所にある、巨大なスクリーンに映し出されていた、ガイアの姿が消えた…


すると…城下町の至る所から、城内の至る所から、割れんばかりの拍手が、歓声が、声援が、ガイア王国を包んだ…


これが、後に語られるガイア王国誕生秘話である


ガイアは、嫁になる26人と7匹に明日の合同結婚式の自分達の準備をする様にと言って、皆んな一旦解散した


1人になったガイアは、ワープで浮島のハウスの地下牢に行った


地下牢には、結界が張ってあるイスが3脚ある

ガイアは、真ん中のイスに自動収納袋から、裸のドラキュラを出して、座らせた


『ひぃぃ』

「黙って聞け!」

『………』

黙って首だけ頷く裸のドラキュラ…


「お前は、誰だ?」

「何しに、この国に来た?」

「何で門にいた衛兵を倒した?」

『………』

「あっ、喋っていいよ」

『…はい…私は、魔王様に仕える執事で、アモンと申します…先日、世界樹が復活したので、調査していました…すると、この国から、凄い光が見えたので…この国を調査しに来たのです…門にいた衛兵に何しに来たと聞かれたので、冒険者の振りをして中に入ろうと思ったのですが、身分証がなく…衛兵と押し問答をしていたら、衛兵の槍が私の腕に傷を付けました…私は、自分の血を見ると…覚醒状態と言いますか…興奮状態と言いますか…バーサーカー…つまり発狂状態になってしまうのです…この発狂状態は、5分間自分の意思では考える事も動く事も出来ません…感情のままに行動してしまうのです。貴方様に倒されてやっと自分に戻れました…決して争う為に来た訳ではありません…申し訳ありませんでした…』

イスに座りながら丁寧に謝る裸のドラキュラ…

「…分かった…で、何故世界樹を調査していた?何故お前が調査した?他に何をしている?」

『…私達、悪魔族にとっての瘴気は、人族にとってのマナと同じ位大事なのです…世界樹が復活したら、瘴気が減って私達は苦しみます…その為に何故世界樹が復活したのか調査をしていたのです。私がこの任務についたのは、私のスキルが役に立つからです。私は、隠密、気配察知、暗視、念話、飛行、鉄壁、身体強化、自己蘇生、透明、変化、吸血、超音波、を持っていますので、悪魔族で1番の斥候なのです。その為、この任務に任命されました。私達悪魔族は、ほとんどの者が瘴気を守る為に人族と戦っていますが、戦闘狂の者もいます。その戦闘狂の者が何かを企んでいますが、私には分かりません』

「…そうか…初代魔王を知っているか?」

『はい!勿論です!実際に会った事は、当然ありませんが、私達悪魔族の永遠の英雄です』

「……もし、見る事が出来たら…初代魔王の事を確認する方法はあるのか?」

『…はい。あります。姿が変わっていなければ…』

「今のお前でも直ぐ分かるのか?」

『…はい。分かります』

「…そうか…」

『………』

「眷属召喚!ランスロット!」

ガイアが眷属召喚を使うと、ガイアと裸のドラキュラの前に初代魔王のランスロットが現れた

『……ん?ご主人様?』

『………しょ、初代魔王様!』

当然呼ばれて?なランスロットと、ランスロットを見て驚く裸のドラキュラ…

「俺の眷属で、俺の嫁だ!」

『ご主人様〜♪』

ガイアに抱きつくランスロット♪

『な!な!なんだってぇぇぇぇ』

目を見開き、顎が外れそうな程、驚く裸のドラキュラ…


しばらくして…意識が戻った裸のドラキュラ…


【ドラキュラが仲間になりたそうにこちらを見ている】

《オートマップ》に文字が浮かんだ

【眷属にしますか?】

「はいっ!」

【アモンが眷属になった】


「アモン宜しく!」

『ご主人様、宜しくお願いします』


ガイアは、アモンをお姫様抱っこで、結界から出し、自動収納袋から、アモンからスティールした装備品と、腕時計型通信装置1つ、しあわせシリーズを1つずつ出して、アモンに渡した

アモンは、着替えた

アモンに《スキル付与》で付与できるスキルを与えた


******


追加スキル&アモン装備品&残金


【通常スキル】

※《格闘の天才》格闘に関する全ての知識、技術を習得する者(匠の上職)

※《鎌の天才》鎌に関する全ての知識、技術を習得する者(匠の上職)

※《変化》コウモリになる事ができる

※《吸血》対象の血を吸収すると、対象のステータスを一時的に上乗せする事ができる

※《超音波》コウモリになっている時のみ、半径1キロまでの声や音を聞く事ができる

【ユニークスキル】

※《残虐血流》復讐の女神の加護で取得(自身の血を見ると、5分間発狂状態になる)


【装備品】

※ドラキュラのシルクハット ドラキュラ専用のシルクハット(知能+2000)

※ドラキュラの大鎌 ドラキュラ専用の大鎌(攻撃+2000)

※ドラキュラのタキシード ドラキュラ専用のタキシード(防御+2000)

※ドラキュラのマント ドラキュラ専用のマント(魔防+2000)

※金のロザリオ 十字架の金のネックレス(幸運+2000)

※ドラキュラのブーツ ドラキュラ専用のブーツ(俊敏+2000)


残金 白金貨32600枚金貨5575枚

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

記憶無いけど無双したい まさし @masashi1110

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る