エピローグ
☆
信号が青に変わった。バスが発車する。
おばあちゃんはすぐに見えなくなった。とても不思議で、僕はそれから三駅後くらいまでぼんやりと考えていた。
たとえば、あの花柄の傘はおばあちゃんにとって大切な人との思い出が詰まったもので、傘を持っていくのを忘れた大切な人を迎えに行っていたのかもしれないな。
なんとなくそんな考えが浮かんだ。
するとなんだか心がほっこりとして、僕も自分の恋人を大切にしなくてはと思った。
終
かおるおもい ゆかり @yukari231086m
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