『お笑い芸人』を目指すリュウト。彼の元に、迷い込んだアリストテレス。アリストテレスを笑わせることになるが……。途中、もう一人、登場する展開もうけます。氷結魔法、石化魔法の表現うけました。
ダーラヤワウもビックリ!いい意味でヒドイ!
笑わないお姫様を笑わせる話ならよく見るのですが、この作品の相手はなんとアリストテレス!喜劇を見ても笑った事が無いらしく、著書の言葉も何やら難しげ……。そんな堅物アリストテレスに、お笑い芸人志望の日本の若者が挑みます。そこにアリストテレスが家庭教師をしていたというアレクサンダー大王が現れて……。途中、読者までも寒さに固まりかける瞬間がありますが、ラストの二人の偉人の言葉は、しみじみ心に響きます。エンタメ小説を書いている我々にも通じるような、「笑いの極意」かもしれません。