色橋訪問編 要約

 全ての感情、そして記憶を取り戻した真白。彼女は後見人である黒曜との話も交え、両親はただの事故で亡くなったのではないことを知る。また名前を変えることを提案したのも全て真白を守るためであり、更にはそれを後悔していたことを、黒曜は彼女へと打ち明ける。


 しかし真白は黒曜の思いを汲み取っており、自分の方こそ鏡に感謝している、真白だからこそドッペルゲンガーの皆に出会えた、と感謝の言葉を伝えるのだった。


 そして記憶が戻り明らかになった今でも、真白の本名「双代ふたしろ彩愛あやめ」ではなく、「傘音かさね真白ましろ」として生きてゆくことを彼女に告げた。


 しばしの休息をとる彼女達だったが、ひょんなことから色橋市という大きな街に旅行することとなった。


 真白の各感情である分情、そしてその仲間達も続々と色橋へと集まり、各々が親睦を深めながら観光を楽しむ…そんな中、色橋市の中枢に位置する巨大な鉄塔、その頂上で仮面をつけた謎の人物が眼下に広がる色橋を見渡し、なにやら不穏なことを呟いていた…そしてその者に応じる、同じく仮面の者がもう一人。


 この者達の正体、そしてその目的とは一体……真白達具情者は、気付かぬ内に運命の奔流へと飲み込まれ始めていた…

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