黄と喜編 要約

 「喜び」の分情に会う為横浜にやって来たドッペルゲンガーの一行、彼女達はそこでしばしの観光を楽しむ。そして分情が通う高校へと向かう道中彼女達は、既にこの世にはない者の感情「路情」に襲撃されてしまう…路情は強い感情に惹かれ、その持ち主を襲うのだ。


 乗っていたバスを降りて路情と争う真白達、そんな時真白が路情の一撃を喰らってしまう…しかし真白に傷はなかった…否、を果たしていた…


 なんと真白は非常に珍しい「慈しみ」の具情者だったのだ。


 路情との交戦の中、一行はついに真白の分情と出会う。自分に戻るよう説得する真白に対し敵対的な態度を取る「喜び」の分情、そして彼女の仲間である具情者…否応なしにドッペルゲンガー、そして分情のこう率いる具情者達との、情力による戦いが始まってしまった。


 真白以外のメンバーは優勢だったが、真白はつい先程自身が具情者であることを知ったばかりの素人、対する黄はそれなりに戦闘経験を積んでいる動き方で、真白は黄に為す術もなくなぶられてしまう…しかしそれでも諦めない真白に黄はとうとう根負けし、自身の一部だけを真白に還すことに。「喜び」の感情が一部戻ったことで、真白の脳裏には自身の過去、「喜び」の記憶と感情が蘇る…

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