赤と怒編 要約
一部だが無事「喜び」の感情、そして記憶が戻った真白。彼女達は、新たに一行へ加わった晶と共に、「怒り」の分情がいるというフランスへ向かうことになった。
「怒り」の分情はPoêle à frire (プアール・ア・フリール)という移動式レストランを営んでおり、ドッペルゲンガーの一行は、彼女達の次の滞在地であるストラスブールへと足を向ける。
再び路情の襲撃があったものの、真白は分情との対面を果たす。「怒り」なだけあって、黄よりも苛烈に、そしてあからさまに真白へと敵意を示す分情、赤…しかし真白は既に戻っている黄の情力を用いて善戦、半ば強引にでも分情の赤を説得しようとする。するとプアール・ア・フリールの面々も突然現れたドッペルゲンガーに敵意をもち、再び戦いが始まってしまった。
赤は強く、真白はなかなか決定打を与えられずにいた。そこで黄の時と同じく「相手が諦めるまで諦めない」謂わば捨て身の戦法を取る。荒唐無稽な目論見だが功を奏し、ひとまず場は収まり、話し合いが行われることに。
路情によって破壊された街を修復した彼女達は、夜の草原、焚き火を囲みながら夕食を共にする。真白はそこで赤から、かつて真白自身が感情を切り離したこと、そして真白が抱いていた感情は生半可なものではないということを告げられる。
「怒り」の感情の一部、そして記憶の一部が戻り、気持ちをより一層引き締めた真白。彼女達は次なる目標「哀しみ」の分情がいる、ドイツのレーゲンスブルクを目指すこととなった。
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