作中人物一覧表
○ドッペルゲンガー
真白の記憶と感情を取り戻す、という目的の
・
本作の主人公。とある事情により記憶と感情を失い、更にその感情が「分情」という独立した存在として行動していたが、紆余曲折を経て無事に自分へと戻る。ミディアムボブの白い髪に白い瞳をもつ儚げな少女。一人称は「わたし」。
敬語で話す大人しい性格だが意外に頑固。情力名は「半死半生」、超速再生能力であり、傷を負ってもすぐに治る。警棒を武器とし、情力を駆使した突攻という戦闘法を多用するが、当然仲間からはその戦法を良く思われていない。感情が戻った後は、韋駄天からもらった変形武器を使って多種多様な情力を駆使し、多彩な攻撃を繰り出す。
本名は
後に「恐怖」の具情者であることも判明、性質としては「一度見た具情者の情力を、何の制約もなしに行使することが出来る」というもの。過去の経験から「孤独」を何よりも恐れている。
・
やや小柄で茶髪の女の子、一人称は「ワタシ」。よく笑う可愛い子だが、作中で様々なものを開発している天才児でもあり、特許収入等で若くして既に一財産築いている。「喜び」の具情者で情力名は「
加えて「楽しみ」の情力も併せ持ち、その情力名は「
後に二つの情力を同時に発現させる「混情」を使えるようになる。使用の際には「◯◯(二つの感情が入る。哀喜、怒楽、といった具合に。)
更には「怒り」の情力「
本気になると、文章の最初と最後の字の間の文字の順番が滅茶滅茶になる、「タイポグリセミア」状態になるという奇妙な癖がある。
そしてとうとう「哀しみ」の情力「
死闘に次ぐ死闘の果て、とうとう彼女は、四つ全ての情力を同時に発現させることが出来るようになった。
・
黒髪をポニーテールにした子で関西弁、一人称は「うち」。正義感が強く情に厚い性分だが、少々頭に血が上りやすい。「怒り」の具情者で情力名は「
…と思われていたが、実際の情力の本質は「熱操作」である。情力を応用することで体温を上げ、一時的に身体能力を爆発的に上げる「
激情者であり、情力名は「
花火にまつわる技を使用し、技の前準備として「花火玉、〇号」と、花火玉の規格
に準えた火球を生み出し、そこから技を展開してゆく。
過去に「陽炎」を暴発させ死に掛ける。その際に右手の火傷及び、時折思考力が極端に鈍ってしまう、という脳の後遺症を抱えている。
孤児だったところを怒髪天三郎という人物に拾われ、怒髪一家の養子として育つ。怒髪一家はノーティツィア・ラツィオニスへのレジスタンスとして活動していたが、ある日彼らにより一家は壊滅、その時の「憤怒」がきっかけで、彼女は激情の力に目覚めた。
砂羅、灯火との戦いで陽炎を限界まで使用し、その副作用で再び死にかけてしまうが、韋駄天と血染の介抱により九死に一生を得る。また、その時血染によって身体に細工をされ、陽炎の後遺症と副作用という制限なしに技を使えるようになった。
そして新たな技「
更には灯火との対話で「熱」の本質を理解、短い間だが「静止」と「運動」の火も扱えるようになる。「運動」の火は今まで使ってきた火で、「静止」の火は対象の機能を停止、即ち無力化する火のこと。この力を使い、限定区域内の、任意の対象の「静動」を操作する「
・
切長の目に白い髪をもつ、陶磁人形のように美しい少女。一人称は「私」、敬語で話す。ドッペルゲンガーの参謀的役割でしっかりとしている反面、生命観が少し歪んでいて「死ななければ問題ない」と本気で考えている危うい面もある。
医学面においてそれなりの知識をもつ切れ者にして、話術巧みに敵を陥れる曲者でもある。「哀しみ」の具情者で、情力名は「
薬屋として有名な一族出身で、過去に自分以外の家族全員を盗賊団によって殺されており、盗賊に対し深い怨嗟と嫌悪を抱いている。二刀一対の刀を常備しており、平常時は短刀一本で戦う。精神的には案外打たれ弱い。
実は戦いの達人で、情力抜きの戦いでは、わざと負けた戦闘以外では敗北したことがない。「ムジンリュウ」の使い手でジンドリは「人」、剣術を使うにつれ人というよりは獣に近い動きになってゆき、相手を殺すことに特化した予測不可能の攻撃を展開する。
妹である
・
日本人形を思わせる長身痩躯の美人、一人称は「あたし」。少し昔っぽい話し方で、快楽主義的な面をしばし覗かせる。一方で血も涙もない悪人という訳ではなく、案外ノリが良く、面倒見もいい。
「楽しみ」の具情者で情力は「
激情者で、情力名は
「ムジンリュウ」の使い手でジンドリは「迅」、舞を想起させる、緩慢だが流麗な剣術により敵を翻弄し、対峙者はまるで、自らその刃へ身を差し出しているかのような錯覚に陥る。
経緯は不明だが現代より遥か昔から存在しており、本来の口調は古風な丁寧語で、一振りの日本刀を武器とする。主な技としては、自身の血液で武器を形成する「
○黄色好き同好会
黄を中心とした遊び仲間。特に結成理由はなく、純粋に気の合う者同士が集まった、いわゆる「いつメン」。みんな黄色が好きということからSNSのグループ名が決まった。
・
真白の「喜び」の分情。一人称は「あたし」で「…ッス」という運動部系口調で話す。マイペースな性格で人当たりも良いが、意外と喧嘩っ早く攻撃的。膂力(りょりょく)が強化される情力「
激情「
・
セミロングで少しパーマのかかった黒髪の女の子。一人称は「わたし」で、黄が絡まなければ極めて常識的な思考回路の持ち主。黄に対して依存とも呼べる愛情を向けており、黄に危害を及ぼす者には容赦しない。「怒り」の具情者で情力名は「
激情者であり、情力名は「風神」、「陣風」の何十倍もの質量、強度の風を操り、応用で真空すら生み出す。発現時は風で出来た不可視の羽衣を纏う。実は人一倍繊細で、他者の心の
雷と同化後は混情も使えるようになり、風と雷を従えた「
・
長めの茶髪に小柄な体格の女の子。人とのコミュニケーションが苦手で、初対面の人に対してはぼそぼそと喋る。「哀しみ」の具情者で情力名は「
実は家が代々暗殺を生業としていて、既に一族は自分一人となってはいるものの、自らの許されざる所業を悔いている。一方で「デザイナーになりたい」という夢をもつが故、そのジレンマに苦しみを感じている。
情力に加え、洗練された暗殺術を用いる高い戦闘力を誇るが、前述の苦い記憶故、能動的に戦おうとはしない。暗器や小型の拳銃、小型スナイパーをよく使う。
戦う相手が著しく強い場合、暗殺者としての本能が前面に出てしまい、その際はその身を無に近づける「無身流」を使用、相手が「消えた」と思うほどに気配を断つのが上手くなり、暗殺術の精度も格段に増す。
その正体は、四獣が一つ、青龍。その
「人殺しである自分」と「そうしなければ生きていけなかった自分」との葛藤に苦しんでおり、実はそんな自分に引導を渡してくれる存在を待ち望んでいた。
・
暗めの桃色の髪をもち、今時JKの口調で話す少女。一人称は「あーし」で、いい加減な性格に思えるが実は仲間思いの優しい子。「楽しみ」の具情者で情力名は「
激情者であり、情力名は「雷神」、「迅雷」の何十倍もの質量と強度の電気を操作でき、発現時は背後に
○Poêle à frire (プアール・ア・フリール)
真白の分情、赤を中心とした集団で、移動式のレストラン"Poêle à frire"(プアール・ア・フリール)を営んでおり、主にフランスの様々な場所をキッチンワゴンで移動している。"Poêle à frire"はフランス語で「フライパン」を意味する。
・
真白の「怒り」の分情。一人称は「おれ」で荒っぽい男口調、フランスでは"Rouge"(ルージュ)と呼ばれていた。口調に違わず頭に血が昇りやすく、一度暴れ出すと手がつけられなくなる。一方で暴れるまで怒ることは滅多に無く、暴言を吐くことはあれど以外にも周りを冷静に見て行動に移す。
水を操作する情力「
激情態「
・
明るい茶色の長髪で「〜だもん」というような、まるで幼い子供の話し方をする少女、一人称は「ワタシ」。大食漢で、お腹が空き過ぎると
キッチンでの調理準備(じゃがいもの皮剥きなど)担当、買い出しは糸と彼女が行う。激情者であり情力名は「
実は生きており、その正体は四凶が一つ、
禁術は、世界を構成しているもの全ての結合を見境なしに分離させ、際限なく分割を進めてゆく「
・
「きれいな高学年のお姉さん」という表現がぴったりの黒髪少女、一人称は「
「哀しみ」の具情者で情力名は「
具情者である自分が生きやすい世の中を作るため、ノーティツィア・ラティオニスに寝返った。
本人すら忘れている重大な秘密がある。
・
一人称は「アタシ」、きりっとしたつり目にはっきりとした目鼻立ちで、すれ違えば大半の人が振り返るであろう絶世の和風美人。しかしその他を寄せ付けぬ容姿に反して非常に気さくな性格の持ち主で、よく言えば懐が広い、悪く言えば少々お節介焼きの姉御肌。
「楽しみ」の具情者で情力名は「
接客担当、買い出しは
実は血染の話し方は彼女のものが真似されており、その正体は「血濡れ衣」と呼ばれる、常軌を逸した強さを誇る雇われ傭兵。血で血を洗う生活に嫌気がさし組織から離脱、旅を経て今の仲間達に出会った。
「ムジンリュウ」の使い手でジンドリは「侭」、彼女の常人離れした身体操作センスにより、彼女のイメージする動きをそのまま現実にトレース出来る。その様は正に天衣無縫、思うが
○Blaue Trommel(ブラウエ・トロメル)
青を中心としたインディーズのジャズバンド。コンサートは勿論、覆面状態(仮面をつけて)だが動画サイトに演奏動画を投稿しているので、音楽好きの間ではそこそこ有名。主にドイツで活動している。"Blaue Trommel"はドイツ語で「青いドラム」を意味する。
・
真白の「哀しみ」の分情。一人称は「わたくし」で上品な口調。ドイツでは"Blau"(ブラウ)と呼ばれていて、バンドではキーボードやピアノを担当している。性質上いつも憂いを帯びた表情を浮かべており、落ち着いた雰囲気だが意外と皮肉屋。数秒間眼力と思考力を飛躍的に高める情力「
一方で力の使用に制限があり、使用後は次の使用まで一定の時間をおかなければならない。扱う武器としては小型の弓矢と少し長めの棒を常備している。情力を駆使して相手の戦略を完全に封じる戦い方をし、また情力を使わずとも回転の速い頭脳を用いて、あらゆる環境を自分に有位に用いる。
激情態時の情力名は「神ノ目」、文字通り「視たいものを視ることの出来る」情力。反動は大きく、使用後は長時間の休息が必要となる。
・
小柄な少女で銀色に近い長い白髪をもつ。方言が色濃く出ている話し方で、自己鍛錬、つまりは筋トレが趣味。バンドではドラム担当。実は忍の
「喜び」の具情者で情力名は「
弱肉強食の世界を望み、ノーティツィア・ラティオニスに寝返る。
本人すら忘れている重大な秘密がある。
・
中肉中背、セミロングの黒髪の少女。一人称は「わたし」で、普段表情があまり変わらないため感情に乏しいと思われがちだが、実際は沸点が低く、特に騒音に対しては異常な程敏感に反応しすぐキレる。いつも首にヘッドフォンを引っ掛けており、音楽に対しては非常に真摯な姿勢をとる、バンドではベースやチェロを担当。
「怒り」の具情者で情力名は「
が、実は死を偽装しており、その正体は玄武、
持ち技として、大地の生命力を使って自分の傷を治癒させる「
・
長身で明るめの茶髪を腰の少し上くらいまで伸ばし、眼鏡をかけた女性。バンドではギターやバイオリン担当、一人称は「私」。薬学に精通しているが多少マッドサイエンティスト的な一面があり、調合した薬をすぐに他人で治験したがる。一方で倫理、道徳はきちんと理解しており、前述の治験も根本的には人々の幸せの為。
「楽しみ」の具情者で情力名は「
武器の代わりに多種多様な植物の種子や小さな苗を持ち歩いており、その場で様々な植物を成長させそれを武器として用いる。
激情者であり、情力名は「
本人すら忘れている重大な秘密がある。
○Green bar (グリーン・バール)
緑を中心とした盗賊集団。絵画、骨董品、貴金属など窃盗対象は様々で成功率は九割を超えている。今まで一度も奪命行為手を染めていないことや、恵まれない者に盗んだものを現金化し、上空からばらまくといった義賊的なこともしているため、一部の者からは強く支持されている。団体名の意味は「緑のバール」、結成時にたまたま近くにあった工具、そして盗賊道具でもあるバールが緑だったことから名付けられた。
・
真白の「楽しみ」の分情。一人称は「あたい」で、どこか色気のある口調。イギリスでは"Green"(グリーン)と呼ばれていた。快楽主義で自身の楽しみを最優先とし、他者の状況をあまり考慮しない。そのせいか精神的にはほとんどぶれない芯の強さをもち、要するに「蜜の味の前では他者など二の次」という考え方の持ち主。
窒素を操作する情力「
情力を使い装備である刺叉、そのU字形の空間に氷を発生させ、長槍のように扱う。また情力を応用させ、相手を一時的に酸欠状態にさせることも可能。
激情態「
・
目鼻立ちのくっきりとした可憐な容姿に反してその実はいわゆる「戦闘狂」。一人称は「オレ」で、血湧き肉躍る戦いを望んでいる。「喜び」の具情者で情力名は「
激情者であり情力名は「
その正体は、四獣が一つ、白虎。その
技として、斬撃と飛ぶ風の刃を放つ二段構えの攻撃「
・
芸術家で「燃ゆるもの」に美学を感じる青みがかった銀髪の少女。一人称は「当方」。常人の道徳通念から大いに
「怒り」の具情者で情力名は「
実はその死は偽装されたもので、正体は四神が一つ「朱雀」、
・
文学少女、という言葉がぴったりの大人しそうな女の子。「不平等な世界に対し哀しみを抱いている」と公言しているが、その本性は他者を
「自分だけ嫌な思いをするのは嫌、周りがもっと嫌な思いをしていれば相対的に自分は幸福を感じ、その分周りに優しくなれる」というとんでもなく身勝手な思考回路をもつ、爪や灯火とは別ベクトルで危険人物。
「哀しみ」の具情者で情力名は「
相対的に自身の価値を上げる為ノーティツィア・ラティオニスに属し、真白達に牙を剥く。
本人すら忘れている重大な秘密がある。
○真白の精神世界
・
真白の「憎しみ」の分情。髪と目が黒色で、暗く沈んだ雰囲気をいつも醸し出している。一人称は「ぼく」、一見赤以上に激しい気性、他社に対し過剰に攻撃的であるかの様に見えるが、それは彼女が「真白の防衛機能」的役割を果たす、つまり自己保存を最優先とする存在だからである。
「慈しみ」の真白と対をなす存在である一方、対の関係にあるが故に彼女と共通の要素も他の分情より多く見られる、故に方向性は違えど本質的には愛情深い性格。
情力名は「
技として、思いのままに影を操作する「
後に条件付き且つ限定的だが、敵の情力を封じる「幕間、廻り燈籠」を会得する。
また激情態時のみ使用可能で、会ったことのある具情者の影を実体化させて戦わす奥義「影の
武器としては漆黒の日本刀を使用し、普段は自身の影に格納している。
「ムジンリュウ」の使い手でジンドリは「心」。
○Emotus (エモートゥス)
表向きには「様々な事業を手掛け、世界規模で注目されている新進気鋭のコングロマリット」と名高い企業だが、その実情力開発の為の非人道的な研究、実験を行なっている闇の組織。裏界隈では有名で、様々な組織、国家と黒い繋がり、取引があると噂されている。真白達の活躍により組織の暗部は解体され、表向きの性質だけが残った。
□幹部
・
エモートゥスのリーダー。一人称は「僕」で、無邪気な子供の様な言動や立ち振る舞いをしているが、根本的に思考体系が歪みきっており、感情の露呈をその性質に関わらず全て「元気が良い」とみなし、他者の苦しみや痛みを推し量る共感性が完全に機能していない。
情力名は「輝劇」、光を操作する力。技として、収束させた光をリング状にして飛ばし、接地面から発火し対象を焼き切る「
実は「怒り」の具情者でもあり、火炎を操作するものだが本人にその自覚はなく、過去の悲劇から生じた強すぎる怒りを楽しみで偽ることで無意識的に心の均衡を保っている。本来「怒り」の具情者にしか出来ない「身体の抽象化」が可能なのはこの為。怒りの感情が高まると「楽しみ」の具情の印である緑色の虹彩がやや赤みを増す。
他の具情者で激情態に相当する技として「
かつては人身売買を行う犯罪集団に囚われており、その時の壮絶な経験、そして慕っていた座長の死から現在のような、心が壊れかけ、歪んだ人格が形成されてしまった。
・
エモートゥスの副リーダー。奔放な光に代わり、実質的に組織を動かしている。一人称は「私」。冷酷非道という表現が相応しい美女で、何らかの目的を果たすため暗躍している。情力名は「
激情者であり情力名は「
野望を打ち砕かれて生きる目的を失った彼女は、それでも捨て切れなかった恩人への思慕の情と共に世界に残ることを選んだ。座長の「名残」である世界を守る為、彼女は余生を費やすことを決めたのだった。
・
光、水面と行動を共にしている具情者。視認した者の情力を見抜く情力を有している。その正体は……おもしれー女。
人見知り、天然、思い立ったらすぐ行動の三拍子が揃ったやべー奴で、ついた渾名は「先手ボンバー」。とはいうものの、父親は蒸発、母親は死別、残されたのは自分と幼い弟二人という中々に重い現状で、エモートゥスに所属していたのも金銭的援助が理由であった。
そして戦士としても優秀で、そこそこの洞察力にそこそこの身のこなし、更には前述の他に「
四凶が一つ、
□Emotus直属部隊"Arousers" (アラウザーズ)
エモートゥス幹部の直属部隊。幹部の手足の様に彼女達の意図を反映した仕事を遂行してきたことで彼女達からの信頼はそれなりに高い。
・烏丸 《からすま》
荒々しいがどこか品性を感じさせる雰囲気の黒髪少女、一人称は「私」。情力名は「
本来は他人を思いやる心優しい少女で、真白達と和解してからは彼女達に協力的な姿勢を見せる。また、人の目を過度に気にしがちで自責的な性格。
・
一人称は「私」、「喜び」の具情者で情力名は「五臓六腑」、内蔵の強度と機能を高める力である。肺活量等が高まるので身体機能、持久力を飛躍的に向上させる。彼女はいわゆる「格闘技マニア」であり、複数の格闘術を習得し、また新たな戦法に出くわすと一気にテンションが上がる。前述の性格故に、戦闘能力は非常に高い。情力を応用し、高められた肺機能による空気弾を吐き出すことが出来る。韋駄天との再戦を熱望し、ノーティツィア・ラティオニスに協力している。
正体は四霊が一つ「応竜」で
・
ゴシックロリータの黒い衣装に身を包んだ小さな女の子。人見知りで人形遊びが好き。自身の「怒り」の情力「
本人すら忘れている重大な秘密がある。
・
金髪碧眼の華やかな少女で、女子限定の好事家。「哀しみ」の具情者で情力名は「第六感」、触覚の強化により肌感覚を高め、いわゆる「直感」を鋭敏にする。性格は良く、仲間思いの姉御肌。仕込み杖の刀を武器に持つ。
・
ベレー帽を被り、小学生の様な見た目の少女。環境活動家で、自然を破壊する人間に悪感情を抱いており、そんな悪い人間を駆逐することに快感を抱いている。「楽しみ」の具情者で情力名は「合成樹脂」。樹脂、つまりプラスチックを自在に操る。地球の環境を保護する、という大義の元、ノーティツィア・ラティオニスに協力している。
本人すら忘れている重大な秘密がある。
□エモートゥス戦闘部隊
・
ナルシスト。いつも髪の毛をいじいじしている。一人称は「私」。「喜び」の具情者で情力名は「一毛打尽」、自身の毛髪を操作する力。髪の柔軟性、硬質性を自在に変化させることができる。またタンパク質を摂取することで常人の何倍もの早さで髪の毛を生やすことも可能。自分から切り離した髪を衣服の形状とすることも可能だが、その場合力の及ぶ範囲は半径5m以内。激情態と化した
実は死んでおらず、その正体は四凶が一つ、
・
陽気、というよりはノリで行動している軽い性格、一人称は「私」。「怒り」の具情者で情力名は「
その正体は四季が一つ「秋」の具現、その
・
狡猾で底意地が悪い性格、一人称は「私」。中性的な容姿の少女で、目つきが悪い。「哀しみ」の具情者で情力名は「
本人すら忘れている重大な秘密がある。
・
プライドの高い金髪の少女。「金のように不滅のものこそが至高」という考えをもち、他者にそれを見出した場合賞賛することもあるが、自分の優位性を誇示すべくその者を排除しにかかろうとする自分勝手な性格。「楽しみ」の具情者で情力名は「
本人すら忘れている重大な秘密がある。
□エモートゥス諜報部隊
・
血液愛好家でサディスト、他者を甚振りながら相手の血液を飲む。「喜び」の具情者で情力名は「
・
水墨画家、芸術を愛する物静かな少女。「怒り」の具情者で情力名は「
・
ゴシップ好き、おしゃべり好きな赤毛の現代っ子。「哀しみ」の具情者で情力名は「
後に、鎖鎌を武器としていることが判明する。
ムジンリュウの使い手で、ジンドリは「訊」。極限まで高められた肌感覚から空気の流れ、視線、気配を察知、相手の行動を先読みすることで手数を完封し勝利する戦法を取る。
・
音楽家、特にクラシックを好む。「楽しみ」の具情者で情力名は「
□エモートゥス開発部
・
脳科学を専攻する小柄な女子大生。筋金入りの潔癖症でかなり神経質な性格。「喜び」の具情者で情力名は「
・
お菓子作りが趣味、パティシエを目指している。基本的にはめんどくさがり屋だがお菓子への態度は真摯そのもの。自分の求めるレベルに自身のお菓子作り技術が達していないことへの「怒り」で情力を発現させる。情力名は「
・
数学を専攻する女子大生、一言で表すなら「数学マニア」。「哀しみ」の具情者で情力名は「
・
オカルト好きな女子、灰色の髪で片目が隠れている。非常に特徴的な話し方で、一人称は「己」。情力名は「
○その他
・
真白の後見人で、その名とは対照的に白く美しい長髪の麗人。都内に喫茶店を構える女店主で、彼女の淹れる珈琲は絶品。情力や具情者に詳しかったり、遠くの光景を正確に把握する千里眼のような能力を有していたりと謎の多い人物。
かつて
・
真白の父親、故人。黒曜によれば穏やかで優しい性格だった。「慈しみ」の具情者で情力名は「
・
真白の母親、故人。旧姓は
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かつて黒奈達と行動を共にしていた女性。かなりの人見知りで、常に挙動不審、会話では常に言葉に詰まっている。本当は誰よりも仲間意識が強く、黒奈達のことを大切に思っていた。情力名は「
〇ノーティツィア・ラティオニス
国内のみならず世界規模で、情報に関すること、例えば情報統制、情報操作、隠蔽などなんでも請け負う機関。表舞台ではほとんど知られていないが、裏世界を少しでも知っている者なら必ずどこかでその組織名を耳にしている程。
・
ノーティツィア・ラティオニスの長。難しい言葉を多用し、物腰こそ丁寧なものの、底知れない不気味さを醸し出す人物。一人称は「下名」。
情力名は「
・
ノーティツィア・ラティオニスのNo.2に位置する者。表情がほとんど変わらないが、よく喋る。情力を複数有する具情者で、「怒り」は「色即是空」端的に言えば「有」状態のものを「無」状態にする力だが、その正体はよく分かっていない。「哀しみ」は「
何らかの思想に基づいて行動しているようだが…?
・
名字からも分かる通り、瞳の実の妹。彼女と違い髪は黒色だが、容姿は彼女同様、日本人形を思わせる美貌の持ち主。一族の隠れ里で暮らしていた頃は虫すら慈しみ、殺生を躊躇う程に優しい少女で、ノーティツイア・ラツィオニスの手先により里が襲撃され、家族と右腕を失い、「生き物の命を奪いたくない」と「両親が命と引き換えに守ってくれた自分の命を失いたくない」の、二つの優しさの間で葛藤した結果、自分の信念を曲げて生き延びた。
それでも姉の存在が唯一の支えとなり、何とか自分を保っていたが、ようやく見つけた姉は
しかし本質は「慈愛に溢れた優しい少女」である為本気で姉を殺そうなどとは考えておらず、心の奥底では「自分の命を守る為に他の命を奪った」自分を
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