第六感といえば

武藤勇城

本編

「五」にこだわった話です(?)

嗅覚味覚は百パー生き甲斐たり旨いこそ尊い

無自覚で長年まったく料理や甘味に執着せず

財布は空で前借貧乏な生活米に調味料を入れ

お腹一杯が旨いと思えたという味音痴生活は

今は昔の話味を求めとおい高級料店通う表六

店の前でふと無駄遣いに気付き味通いを断つ

気ままに通い食べるうち分ったのは視覚=目

視覚で感じうる情報名ばかりの素人でもその

甘美甘心吟味したらはそれ耽美主義で不気味

喧しい食音が紳士淑女の嫌う可成多数で聴覚

がもし難聴あるいは性格的に自分勝手な人と

一しょになる時は音の出る食物は…相手次第

も絶っ対あとで揉めよう最悪白菊を飾る一六

勝負ばくち日本ではうどん蕎麦苗から達成感

育せいする本場の技で手打ち麺がコシ有りも

枸櫞酸など人工物を誤らず加え発酵し様子見

出上ったものを茹で解し出汁味見ネギ海苔付

腹一ぱい酒池肉林あさまで豪遊した錦上添か

夏暑い日に田畑手入れして感じた感覚もある

ほろ苦い春菊も触れると柔いスグ分った休日

そのいまの苗写こそが触覚でアル当り前だが

五感の味嗅が自分の歴史で最もタイセツ次来

視聴四つが発展型あとタッチ触ミー私である

上五種食匂見聞触もしこの他ナンらの感覚か

能力類有としたら新たな発見で酸いも甘いも

噛分でなんて慣用句男子三日会ナクバの常知

変化あり故五臓六腑性格考えゴトまで読まれ

言当ったり種々寓話であるサトリなどそんな

開明たる人類の進化ありえる話ウソじゃない

六感が普通に存在する時代もカム・スーン?

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