第4話 かっこいいスーツ

「ただいまー」

「おかえり!初任務お疲れー」

「こんなにとってきた!これでいい?」

「どれが本物かわかんないけどまあいっか!」

よかったー!ダメって言われたらどうしようかと思ったよ。

「で?なんでジャイ・ニャーン2世とルパスケが一緒にいるの?」

えっと…………話せば長くなるわけで………

ルパスケは田中家でジャイ・ニャーン2世と戦ったこと、ジャイ・ニャーン2世が強いやつが好きなこと、ジャイ・ニャーン2世が仲間になったことを話した。

「へー。それで、ジャイ・ニャーン2世がルパスケと一緒にいる訳ね。」

お父さんはジャイ・ニャーンと、僕の背を比べている。

「うん!このサイズで、スーツを作ろう」

「「すーつ?」」

「ライトやいろんな機械を着けるんだ。」

「へー!かっこいい!」

「俺、赤がいい!」

「おれっちは、...青!」

「よしきた!その色でつくってあげよう!」

「「わーい!」」


数日後


「ほら!出来たぞ!」

「やった!」

「でも、おれっちどれが、どんな機能なのかいまいちよくわかんない」

「そうか!じゃあ説明してやろう!」

んーと、まず気になるのは...これ!腰のベルトについてる丸い玉!

なんだろ、これ。

「ああ!これか!この腰のベルトについてる玉は、『催眠玉』だ。名前の通り、相手を眠らせる玉だ」

「「へー!」」

ん?

ちょっと待て、何で、おれっちの思ってることが分かるんだ?

「お!何でルパスケの思ってることが分かるかって?言い質問ですねぇ」

父ちゃんは、池○彰か!

「それは、長く一緒に住んでるからだよ」

えっ!

あれ?なんか心が温かいんだけど?

まあいいや。


その後も20分ほど、機械の説明が続いた。


「それと、あとこの通信機で、ルパスケと、ジャイ・ニャーンの連絡をすること!」

「「はーい!」」

「それで、2人から言うことは?」

「あ」

「どうぞ、ジャイ・ニャーン君」

「今日から俺のことは、『ジャイニャン』って読んでくれ」

「それなら、おれっちのことは、『ルパ』って読んでほしい!」

「よし、じゃあお互いこの名前で呼ぼう!」

「うん!」

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怪盗ニャルセーヌ・ルパニャン 猫野 丸(ねこの まる) @nekono-maru

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