大阪の行きつけのバーでたまにお会いする、某ベテランミュージシャンの男性

阪神タイガースが日本一を決めた日の昼間、大阪駅近くの人通りの多い交差点にいたそうだが

皆が信号待ちしている中、ジャラジャラ色んなものを付けた、ちょっとヤバそうなお爺さんが横切ってくる

「あ、こっちですねんこっち。こっちのほうが近うおまんねん」

独り言か・・・

そういうたぐいの人だろうか？

皆が怪訝そうにお爺さんを避ける

「やっぱりあんたはん、見えてへんみたいやな〜あっはっは！」

そう言いながら人の間を足早に通り抜けて行ったお爺さんだったが

通り抜ける最後に立っていた若い女性3人組が

「あっ？」

「えっ？」

「うそ？！」

驚きの声を上げながらお爺さんを見送る

「ぶつかったよね？」

「ぶつかった！」

「えっ離れてたやんな？！」

・・・・・・

『ゔえええ〜〜〜っ！！！』

大騒ぎしていたそうだ

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい