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こんにちは
自主企画へのご参加ありがとうございます。
私も「妄想水滸伝」を書いているので、
たいへん興味深く読ませていただきました。
高俅も、徽宗や燕青同様「浪子」のひとりだったわけで、
ひょっとしたらこんなこともあったかも
知れないと思わされました。
特に最後の章で、舞台をモンゴルに変えて締めるのは
余韻が残って良かったと思います。
参考になりました。ありがとうございます。
それと、各章の表題が「~こと」になってるのが
水滸伝っぽくていいですねw
作者からの返信
こちらこそ、参加させていただき、ありがとうございます。
また、お星さま、ありがとうございます。
水滸伝を題材にしている方でしたら、拙作はご興味を引くのではないかと思い、参加させていただきました^^;
さて拙作では、史実の高俅を題材にしてみました。
水滸伝では散々な扱い(笑)の高俅ですが、史実によると、かつての上司・蘇軾の遺族へ手を差し伸べていたという「侠客」ぶりを発揮しています。
そこから、もしかしたらこういうことがあったのかもしれない、という想像によって、描かせていただきました^^;
最後の章でモンゴルにしているのは、耶律楚材と蘇軾の子孫との関係を出したかったから、というのもありますが、おっしゃるとおり、余韻を大事にしたかったからです。
そこをご評価いただき、ありがとうございます^^;
最後に、「~こと」というところに着目いただけて、嬉しい限りです。
せっかく水滸伝の登場人物を取り扱うのですから、「らしく」やりたかったのです(笑)
ありがとうございました!
水滸伝で高俅の名前を知っていたのでこちらの作品を読み始めました。
蹴鞠が上手いだけで出世したロクでもない極悪人というイメージしかなかったので、意外な人物描写がとても面白く物語に引き込まれました。
また他の作品も読ませていただきます。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
史実の高俅のことを調べたら、なかなか味のある人物ということを知りました。
小悪党だとは思うのですが、まさか恩人の遺族の世話をしていてとは……と。
これは面白いと感じまして、いっそのこと、水滸伝の他の悪役たちも味付けして、それで、お話を作ってみました。
その辺をお楽しみいただけたようで何よりです。
ありがとうございました。
拝読させていただきました。
他の作品でもそうですが、斬新な観点からの歴史物語がとても楽しいです。
しかも、よりにもよって、高俅が主人公。
すみません、つい悪ノリしたレビューを書いてしまいました。
もし、ちょっとこれは...と思われたら、ちゃんと書き直しますのでコメントいただければ。
と、悪ノリしてしまうくらい楽しめました。
ありがとうございました。
作者からの返信
高俅って悪役だとアレですけど、主役にすると、意外と高スペックで、しかも史実ベースだと蘇軾のバックアップが可能なんで、こういう武侠なオトコになってしまいました。
蹴鞠に角力に棒術……すげえ好漢もいたもんだ、という感じに(笑)
……やっぱり、他の方と同じのを書いても注目されないでしょうし、私も新しいものを見たいんで、ついこういうお話を書いてしまうのです^^;
それでは、ここまでおつきあいいただき、そして素敵なレビューをいただき、大変ありがとうございました!
高俅の意地、しかと見ました。
自分は『水滸伝』に触れたことがなかったので、時代背景やら人物像やらはまったく知らなかったのですが、そんな自分でも面白く読むことができました。
短い文章の中に歴史としっかり厚みのある人物を描写する技術、さすが四谷軒さんだなぁと感心するばかりです。
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「水滸伝」、実は私も遥か昔に読んだきりなので、あまり内容を覚えていません(笑)
でも拙作の狙いは、「水滸伝」のイメージを覆すというか無視して書くことにあったので、その辺は自分の脳内のイメージで書き進んじゃいました^^;
宋のこの辺の話って、新法党や旧法党とかいろいろとゴチャゴチャしていて、ワケわからないことになりかねませんので、その辺をフワッと描ければなぁと思って書いておりました。
そのあたりについて、お褒めいただき、まことに嬉しい限りです^^;
ありがとうございました!
いったいどうなるの!?と思いながら読んでたのですが、耶律楚材が出てきて、そう来たか!!!と、とても胸が熱くなりました。
価値観が変わり時間が経っても、語り継ぎたくなる話、記録には残らないけれど記憶には残る話〜〜という感動を覚えました。
ありがとうございました!
作者からの返信
高俅が悪徳役人であることには変わりなかったみたいなので(部下を有力者の使い走りに、つまり私用で働かせていました)、そこらへんはうまくぼやかして描く感じになってしまいました。
おそらく、侠客というか何というか、ワルだけど、筋を通すときは通した……というのが真相かな、と思います^^;
それで、高俅の方は蘇軾への筋を通したけど、蘇軾サイドはどうなったのかな……と考えたのです。
おそらく、蘇軾の子どもや孫が、高俅のしてくれたことを覚えていて、伝えたんだろうけど、じゃあ誰が……とたどっていくと、耶律楚材というビッグネームに。
耶律楚材なら、こういう話を聞いたら「いいね!」してくれそうなので、こういうかたちで出てもらいました(笑)
お楽しみいただけたようで、何よりです!
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
え、本当? 本当にそんな繋がりあったの?
歴史の見方、意外な縁として、実に興味深く拝見しました。
まさか耶律素材が〆るとは、読み始めた時は全く想像もしなかった。
これだから物語は面白い!
他の作品もまた読みに来ますね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
高俅のチョットイイ話、じゃあ誰が伝えたのかと考えると、蘇軾の子孫なんだろうなぁと。
それでwikipediaを見ていたら、何と耶律楚材が出て来て……もうこれ書くしかないよね、という次第です(笑)
まあさすがに「宋史」で伝えるのは無理があったでしょうから、稗史でフォローしたのでは、という想像です^^;
お楽しみいただけて、何よりです。
他の拙作は、お暇な時にお気が向きましたら、どうぞ。
ありがとうございました!
最後の詩は教科書で学びましたね!
広島人としては鯉を食べるのは少々抵抗がありますが、鯉の揚げ物食べてみたいですね!
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございました。
グルメ料理コンテストという機会を得て、そしたら「トンポーロウ」で蘇軾のことを書いてみるかと思い立ち……調べていたら、そんな蘇軾と水滸伝の「悪役」高俅とのつながりを知り……こういうの見せられたら、もう書くしか無いでしょうって感じでした(笑)
胸アツという、拙作の密かなテーマを見破られて、ドッキリしておりますが、とても嬉しいレビューで、頭が下がります!
ちなみに、最後の詩――蘇軾「春夜」は、それまで「漢文とか漢詩とかって退屈だな~」と思っていた私の常識(笑)を覆した名作なので、載せてしまいました^^;
鯉の揚げ物、私もちょっとアレですけど^^;、あの蘇軾の考案した料理なら、食べてみたいものです。
ありがとうございました。
ウルツ・サハリさんて誰じゃろーと思ったら、まさかの耶律楚材!
サブタイの「妻」が蘇東坡先生の子孫だったんですね。
時間を一気に飛ばしたことで、前回までの話が「漢たちの夢の跡」に思えてしみじみと余韻に浸れる、素晴らしいエピローグでした。
「春夜」、起句の「春宵一刻値千金」は、漢詩の世界を知りたいと思うほど個人的に強く突き刺さった七文字だったりします(笑)
最後になりましたが、KAC2024、7回目「色」ランカー賞第一位おめでとうございます!
作者からの返信
このお話、最初は東坡肉について調べていて、それで蘇軾→高俅となりましたが、蘇軾についての調べを重ねていて、このウルツ・サハリさんにたどりついたのです^^;
あとは、高俅が蘇軾の子孫をサポートしていたということを、誰が伝えたとなると、やはり蘇軾の子孫の誰かなんだろうな、と。
いろいろと水滸伝でディスられている高俅ですが、彼に受けた厚情を、蘇軾の子孫は忘れなかった、と。
それを時を経て語られると、高俅の切った張ったの活躍も含め、味わいが深まるかと思いまして、こうしました^^;
お褒めいただき恐縮です。
あとは、「春宵一刻値千金」、私も好きなんで、これは是非入れたかった(笑)
だから敢えて、ウルツ・サハリ夫人を出したという裏事情もあります。
最後に、近況ノートも含めまして、お祝いのお言葉、ありがとうございます!
おかげさまで受賞と相成りました!
ありがとうございました。