この作品は読まないと間違いなく損します。
カラーひよこだったはずなんだけど、成長したら何かが違う。他所も何かが違う。
この作品の凄いところは、その何かを明確にしないまま話が進んでいくところです。
匂わせっぽい言葉は出てくるけど、断定する事はなく、ここまで読み手を想像の世界に引きずり込むのは本当に素晴らしいと思います。
どのシーンも現実である事だったり、ちょっと不思議が混ざっていたりと何度読み返してもクスリと笑ってしまう事もしばしば。
久々に読み応えのある作品です。
もう一作品の方とあわせて、今後も楽しみかつ期待を重ねて拝読させて頂きます！