祝! 「山暮らし」2巻発売記念SS「教えて相川さん! 宮爆鶏丁の作り方」
作者の陰謀で、今回は相川氏一家が佐野君の山に強制的に連れてこられました。
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「おや? 今回は僕たちが佐野さんの山に呼ばれたみたいですね……」
「……ザリガニ」
「ザリガニ、トル」
「佐野さん、ニワトリさんたち、リンとテンが川でザリガニを獲ってもよろしいでしょうか?」
「あ、ええ、はい……」
佐野君もよくわかっていないみたいです。作者のせいだからしょうがないですね。
「イイヨー」
「……イイヨー」
「イイヨー」
「ピイピイ」
「ありがとうございます。いいそうだ。メイさんに手を出すなよ」
「ワカッタ」
「ココロエタ」
リンさんとテンさんはポチとタマに連れられて川へ向かいました。佐野君はタマにつつかれながら連れていかれています。自分の山なんだから案内しろということなんでしょうか。
ユマはメイと家の周りにいます。
「えーと、これは僕に料理をしろってことですよね……佐野さんちだと揚げ物はできないから……」
相川さんはユマに許可を取って家の中に入り、材料を確認しました。
「今回は宮爆鶏丁(コンパオジーディン)の作り方ですか。いろいろありますが、佐野さんちなので揚げない方向でやってみましょう。用意する鶏肉はむねでもももでも大丈夫です。むね肉の場合は食感が柔らかくなります。もも肉は硬くなりますが、肉を食べているという実感がわきますのでお好みでどうぞ」
(材料・四人分)
鶏もも肉(またはむね肉) 300g
ニンニク 15g
生姜 15g
長ネギ 1本
唐辛子 1~2本
花椒 少々
ピーナッツ 25g
片栗粉 大さじ2
調味料
下味用
(塩小さじ2
胡椒多めに振る
料理酒小さじ2
醤油小さじ2)
合わせ調味料
(塩小さじ1
砂糖大さじ1
胡椒少々
酢大さじ1
片栗粉小さじ2分の1)
四人分の分量ですので、人数に合わせて調整してください。これぐらいの量だと佐野君と相川氏で食べ切ります。
味付けは目安です。ご自身で調整をお願いします。(油少なめで作る場合は調味料の分量は減らしてください)
鶏肉は2cm角ぐらい、長ネギも同じぐらいの大きさに切ります。ニンニク、生姜はスライスするかんじで。唐辛子も大きめに切ります(1cmぐらい)
鶏肉は切ったら下味につけ、混ぜ合わせたら片栗粉大さじ2をまぶし、更によく混ぜておきます。
合わせ調味料も混ぜておきます。
ピーナッツは素揚げをした方がおいしいです。
油を多く使いたくない場合は、ピーナッツを弱火でピーナッツ自体から油がにじむまで炒ってください。
ピーナッツは先にフライパンから上げておきます。
そこに油を多めに入れ、唐辛子を炒めます。色がよくなってきたら花椒を入れ、香りが立ってきたらまた油を足します。
下味をつけた鶏肉、生姜、ネギ、ニンニクを入れ、香りが出てくるまでよく炒めます。
合わせ調味料を入れます。よく混ぜてとろみがついてきたらピーナッツを足し、軽く炒めてできあがり。
注:鶏肉の扱いは十分気を付けてください。洗うと食中毒の危険性が増します。できるだけ切るのは一番最後に。使用したまな板は洗剤をつけてしっかり洗いましょう。
ちょうどできたところで佐野君が戻ってきました。
「すっごくいい匂いがしますねー。ありがとうございます」
「いえいえ、ピーナッツは炒ったのですがどうでしょうか」
「相川さんが作るんですからおいしいに決まってるじゃないですかー」
佐野君、タマには延々つつかれましたがおいしいごはんが食べられるのでにこにこです。すでにポチとタマはツッタカターと遊びに行きました。
相川氏はタマとユマの卵を使って中華風コーンスープも作りました。ごはんがちょうど炊けています。
漬物と小松菜のお浸しもあります。
「やっぱり相川さんが作ると違いますねー! ごはんがすっごく進みます」
「それはよかったです」
これからも山暮らしをよろしくお願いします。
のちほど近況ノートを上げますね。
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