夢を追いかけるのは独りで続けられることではありません。誰かと励まし合い、同じ夢を見てくれる仲間がいるからこそ頑張れるもの。しかし、そのファンが自分の彼女であった場合、少し話は違ってくるものでして。夢と現実、折り合いをつけたいと願いながらも果たせぬカップルの物語。自分の実力は誰よりも己が判っている?いえいえ、必ずしもそうとは限りません。自分を信じてくれる誰かの為なら、人は実力以上の力を出せるものなのですから。全ての夢追い人に捧げる恋愛譚はいかがでしょう?
人生を賭けて推してくる女性ファンがいる演劇役者。推してくれるのはよいのだけれど、まったく芽が出ないし、出る予定もないし、期待もない。なのに推してくる。神推してくる。うーん、それはさすがに困りものかもしれません。普通ならね!わたくしはいくらでも推してほしい。生活の面倒みてほしい。家事も全部してほしい。クズですな。まずはクズになる覚悟が必要なのです。そういう話だっけ。
いやあ、素晴らしいですよね。浪花節の世界です。自分の感性を信じて推せる人は強い。推された人もそれで強くなれるはずです。人生を賭けた推し活。それで推される男は幸せ者ですが、責任重大でもあるのです。