俺らは何に時間を費やすんだ?愛だろ?なら推し活の限界は無限なんじゃねえのかって話
岡田公明
推し活
推し活というお題を見た時に、俺は何を書こうかと悩んだ。
頭の中に浮かぶのは、Vtuberモノで、自分は投げ銭などについて考えていた。
それは、所謂Theオタ活であり、今でいう推し活に最も近いと考えた
一方で、ちょっと捻っても面白いと思った、お題をもじって何か他のインパクトを与えた作品で突き抜けても良いのじゃないかと?
しかし今、俺は自論を展開しつつある。
―オタクという言葉はコテコテ過ぎる
皆さんの県で、最もメジャーなラーメンは何だろう
大阪の場合豚骨で、豚骨のイメージはこってりという印象が強い。
そんな私の味噌ラーメンに対する印象は、こってりという印象が大きい。
どういうことか、良く分からないかもしれないが
私の中で、大阪の豚骨にこってりのイメージは無い。
しかし、味噌の癖と重そうなイメージというのは、自然と自分と味噌ラーメンを遠ざけていた。
オタクという言葉はそれに近いのではないかと思うのだ。
最近、偶然味噌ラーメンを食べる機会があった。
普段はラーメン屋に入らないがたまたま入ったチェーンラーメン店で食べた時、そのイメージは覆る。
あっさりとしていた、それが本当にThe味噌ラーメンじゃないのかもしれないが、そのあっさりとしたイメージが、味噌ラーメンの中の一つに根付くことで、私の中に新たなイメージが誕生した。
即ち、それが押し活ではないのかと、私は思う。
オタクというものは、あまりに大きいアバウトな存在で、その印象があまり良い訳ではない。
実際、私はオタクでは無いが、そんな私からしてもオタクの良し悪しを客観的に見た時に、悪い面が強すぎる。
それは、オタクという言葉の中に生まれた一つの偏見とイメージだ。
こんなことを、言えば炎上するかもしれないが
こてこてのオタクのイメージは、太っていて、眼鏡をかけていて、キャラの絵の描かれたTシャツと鞄を持っていて、そんなイメージが少なからずあるのではないのだろうか...
「いや、でも今は...」なんていう言葉はいらない。
今は、細い人も普通にいることくらい私も知っているし、優しい人も、普通にいる。
何故なら、オタクも普通の人間に過ぎない。
しかし、それを言語化したときに、少し距離が離れた。
ラノベオタ、アニメオタ、ゲームオタみたいな、各部門にオタを付けるだけで、なんか濃くなる気がしないだろうか...その概念が推し活によって覆った。
言ってしまえば
「オタクという概念があまりに確立されすぎちゃったからさ
なんか、もっと一般の人も親しみあった方が良いし~新しく作らね?」
「確かに、そうかもしれないね」
「今だと、アイドルとかVを推すって言うし、何かを推すっていう方が分かりやすいかな?」
「うーん、推すか、確かに、オタクってよくよく考えるとどういう物か分かりにくいし
何かを、推すって考えると分かりやすいかも」
「じゃあ、推し活で良くね」
「「あ、それでいいじゃん」」
みたいな感じで、オタクという高い所にあったイメージが、降りてくることによって、推すという、好きなものに対しての愛の感情を上手く言語化して、一般化したのが、オタ活ではないのかと思うのだ。
これは、最初のラーメンの話に戻るが
自分の言語化できない、味噌ラーメンに対する負のイメージは、実際に食べてみるまで変わらない。
それの良い部分も悪い部分もあるが、結局食わず嫌いになってしまう。
オタクというイメージは、フィルターされてしまっているが、それを普通に皆が行っている活動に照らし合わせた時に、最も分かりやすいのが推すということで、結局オタクという物の、導入に推しがあるのだ。
これは、Vtuberの発展などが、結果として大きいのではないかと私は思っている。
元々、一般の本と、ラノベには大きな溝があるし
それは、恐らくラノベとマンガにもある。
一般の本であれば、普通に手に取るが、ラノベは取らない人がいる。
マンガは、読んでもラノベはあまりというイメージがある人は多い気がする。
ラノベや、アニメはTheオタクっぽく感じるのに
マンガは、実はそうじゃないように錯覚している気が私はするが、みんなはどうだろう。
マンガは買うが、ラノベはちょっとと思う人は、いないだろうか
これは、ラノベに対するイメージによるものじゃないだろうか
結局は、概念的な問題が、世の中にはびこっていて、その溝を推し活が埋めるのではないかと私は考えている。
そう、それが万物に対する推し活的イメージだと私は思う。
オタクという、従来のイメージはあまりに世の中で曲解をされて、否正しい状態だが、それでも負の側面的な意味で、広がっている。
それは、アニメを嫌いな母を見ていても良くわかる。
その母は、ラノベを良く思っていない。
まぁ、それは仕方ない、だって表紙にエッチな女の子ある奴もあるし
パンツを見せた表紙の作品もあるし、タイトルにエロマンガって書いてたら、確かに嫌悪感を抱く。
だが、それは推し活によって変わる。
結局=オタクのイメージが良くない。
好きなものに対して、お金を払い、貢献することが、推し活の原点にある。
それは、オタ活にも同じことが言える。
私の中に、イメージ以外の側面で、オタ活と推し活の境界線は無い。
だから、私は実質推し活をしている。
断じて、オタ活ではない。
私たちが、古本ではなく、本屋でもしくはAmazonで本を買うのは何故か
結局は、その物に対する何かを、感謝の気持ちだったり、嬉しい気持ちを作者に還元する一つの方法が、普通に買うことだ。
私たちが、グッズを買うのは何故か、結局それが好きでそれを生み出してくれたものに対して、お金を払うというシステムになっている。
それが根本にあるのに、イメージが一人で暴れた結果、距離を置かれてしまった現状を打破するために、新たな概念が生まれた。
それは、Vtuberという存在
結局は、生み出すものを物ではなく、者にすることで、推しているというのが正しくなったのだ。
私たちは、本にお金を払っているのではなくて、それを生み出した人に払っている
それが、結局はオタクではないのだろうか?
そして、それが推すということ
しかし、その行為を推すというのは難しい、何故なら外部的に見れば、私たちは本にお金を払っていて、その存在に払っているのではない。
結果、実在する人物を"推す"ということから始まっているからこそ、推し活はVtuberのイメージが自分の中にある。
だが、どうだろうか、万物において、推し活は可能ではないだろうか?
例えば、今日行った書店で、出会った本が良かったから、レビューを書いた
結局それは、本を生み出した人への感謝であり、その人への推し活に繋がる。
そのレビュー見た人がたまたま、その本を買えば
結局は、作者さんに還元されて、それが他の人が応援する動機になる。
行動することの価値は、実際にすることにあるのが今の現状で、そのレビューが無ければ人が動かなかったかもしれないと考えた時に、自分一人の推すという行動が、誰かの原動力になり
結果として、それを生み出した人へ還元するだけの力になる。
その一歩が、買うことであり、動くことだと私は思う。
決して、オタクを否定するつもりはない
何故なら、それは間接的に自分を否定しかねないから
それに、私はオタクは素晴らしいと思う
何故なら、自分はそこまでのめり込めていないから
その一歩手前の、存在として、推すという行為は分かりやすいのじゃないか
結果、それがオタクに変化する可能性は100%ある
私たちが、何に時間を費やしているのか
それは、愛に時間を費やしている。
好きな人物に投げ銭をするし、その人の配信を見る。
好きな本を買って、布教をしたり、読み返したり、同じ作者の本を買う。
そう考えれば、何も昔から変わってはいない
それは、オタクイメージにも同じことが言える。
確かに、昔よりも距離は近づいたが、心の中にある確かものが、それを否定していることには、違いないと思う
それにオタクの限界は恐らく見えている。
アニオタや鉄オタというのが、それを形容している気がする。
その何か一つのものに対して、界隈が存在する。
その界隈はそれぞれ分かれているし、そこの中に入ることは阻まれる可能性が高い
しかし、推すということはそれに属さない。
結局各個人ができる、界隈を作ることが無くても、自分の能動的な行動、即ち推すという行為こそが、その言葉の存在証明となるのであれば
万物において、推し活は可能だと私は考えた。
今これを読んで、素晴らしいと思い、コメントでも、応援の♡を押してくれることでも、レビューを付けてくれることでも、そこにコメントを付けてくれることでも
その行動が、推すという行為ではないのか?
それは本来のオタ活と同じじゃないのか?
そう思った時、私たちは全ての行動を複雑に考えすぎていると気づくことになる。
これが、私たちの限界なのかもしれない。
しかし、物事はもっと単純で、その行動が誰かを助けることになったり、誰かがそれで喜ぶ。
私は、これを読んでいただけることが嬉しい
それも、私に対する推し活になる。
そう思ったら、意外かもしれないが、結局は誰かがその行動によって喜べば、それが結局推していることの意味になると思う。
だから
俺らは何に時間を費やすんだ?愛だろ?
なら推し活の限界は無限なんじゃねえのかって話ということになる。
以上です
読んでいただきありがとうございました!
俺らは何に時間を費やすんだ?愛だろ?なら推し活の限界は無限なんじゃねえのかって話 岡田公明 @oka1098
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