KACをジャックします!②

ぺんぺん草のすけ

第1話 とべねぇ豚は、金を持っている豚だ!

 さて、今年もやってきました!


 えっ? 何が!


 決まっているじゃないですか! KACですよ! KAC!

『KAC2022 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~』 が今年も始まりました。


 去年の本作はボヤッキーシリーズとして、リワードの有効期限の撤廃を寿限無を交えて訴えてまいりました!

 体制に物申す!

 いいですね~

 やはり風刺はいい!


 まぁ、言論に対して比較的自由なスタンスのカクヨムだからこそ許してもらえるテーマだったのでしょうけどね。


 えっ? この入り方、前回のものと一緒だって?

 いいじゃないですか!

 こうでもしないと、文字数稼げないでしょ!

 こう見えても私、かなり忙しいんですよ!

 こんなの可愛いドーピングみたいなもの!


 ダメ! 絶対! ヤクはダメ!


 という事で、前回同様にグルメ記事でも書くか!


 シシ神様のジビエバラ肉の! とか!

 くれないの豚カツ! とべねぇ豚は、金を持っている豚だ! とか!


 飛んでみろ! 今すぐ飛んでみろ!

 ポケットの中でジャラジャラと音を立てているその金をすべて出して会計しやがれ!


 いかん……

 これでは、別の意味で逮捕されかねない……


 ココで私が逮捕されるようなことになれば、現代芸じゅちゅ的な私の意味不な作品が映像化できなくなってしまうではないか。

 こんな事になればネタが無くなった宮崎は●! 問題である!

 うっそで~す


 ピンポーン!


 だれやねん!

 こんな時に呼び鈴押すやつは!

 俺は今、KACの原稿を書いていて忙しいねん!


「N〇Kなら帰ってや! ウチのテレビはドンキ製やで!」

「N〇Kなんばグランド華菊からのお届け物です~❤」


 あらこの声は、この前の女の子!

 きっと開ければどつかれる!


 という事で!

 作者「ただいま留守で~す!」

 蘭華「それは、うっそで~す!」


 ガチャリ!


 ばきっ!

 ほげぇぇぇぇぇぇぇ!


 蘭華「くそ作者! ここはうちらがジャックしたって言うたやろが!」

 作者「なんでドアが開くねん!」


 蘭華「押したら勝手に開いわわよ!」

 作者「えっ? わたし……ドアの鍵、締めるの忘れてた?」


 蘭菊「そうじゃないですか。戸締りは大事ですよぉ~。これが怖い泥棒さんだったらどうするんですか?」

 作者「いやいや、君たち、泥棒よりも十分怖いですから! 残念!」


 ギラリ!

 蘭華「何か言った?」

 蘭菊「何か言いました?」


 作者「ひぃぃぃぃ! ごめんなさい! ごめんなさい! もう二度と申しません。 わたしてくださいませぇぇぇぇ! 『をしかつ』斬りぃぃぃぃ! 切腹!」


 蘭華「分かったんなら、はよ出ていき! 今回もココはうちらのもんや!」

 蘭菊「そうですねぇ~もし、ここにいらっしゃるようなら、この万力で指を押しつぶしちゃいま~すよぉ❤ どんな悲鳴を奏でるのかなぁ♪ 楽しみぃ~」


 作者「ひぃぃい! それだけはご勘弁を! お二人にお任せします! という事で、私は退散!」


 蘭華「ちょっと蘭菊……万力で押しつぶすって、怖いって……」

 蘭菊「蘭華ちゃん……答えが押しカツになってないわよぉ~ つぶすわよぉ~」


 蘭華「あんたが怖すぎてそれどころじゃないわよ!」

 蘭菊「ハッ! 私としたことが……つい、願望が……」


 蘭華「……ところで、このカツ何?」


 蘭菊「蘭華ちゃん、知らないの? これが有名なくれないの豚カツよ!」


 蘭華「というか……真っ赤なんですけど、この豚カツ……」


 蘭菊「当然じゃない。魔人国の食べ物んだから!」

 蘭華「また、魔人国かい! 聖人世界の食べ物もってこんか~い!」


 蘭菊「はい! 蘭華ちゃん! パクっ!」

 蘭華「モグモグ……」


 蘭菊「どう? 蘭華ちゃん、お味は?」

 蘭華「モグモグ……」


 蘭菊「……なんか瞳がキラキラしているわよ」

 蘭華「綺麗……世界って本当に綺麗……」


 蘭菊「ら……蘭華ちゃん大丈夫?」

 蘭華「はっ! きれいな世界はどこ? さっきまで目の前にあった小川のせせらぎは?」


 蘭菊「小川なんてないわよ」

 蘭華「辛さで、一瞬、意識が三途の川に飛んで行ってしまったみたい……」


 蘭菊「コレ、そんなに辛いの?」

 蘭華「辛いのなんのって、これ、肉を包んでいるころも、全部唐辛子やねん! 唐辛子に包んで揚げてるんや! しかも、ご丁寧に肉まで辛いタレに付け込んでるし! 一体、魔人どもはどれだけ辛いの好きなんやねん! こんなに辛いものばかり食べてると、頭のネジふっとぶで!」


 蘭菊「だよねぇ~」


 蘭華「蘭菊も食べてみる?」

 蘭菊「いや、私はいいよ。辛いの苦手だし~」


 蘭華「トンカツ咥えて走れば、推し活してくれるファンができるかもしれないわよ」

 蘭菊「それホント? ホントにホント? 私たちのファンができるの?」


 蘭華「ホント! ホント! だって奇〇組でトンカツ咥えて走ってれば唯ちゃんと出会ったんだから!」


 蘭菊「奇面〇って……古くない……」

 蘭華「大丈夫よ! 名作はいつまでたっても色あせずにきれいなものヨ!」


 蘭菊「もう! 蘭華ちゃんが奇〇組の推し活してどうするのよ!」

 蘭華「ハイ! パク!」


 蘭菊「私たち! がんばってま~す! だから私たちの推し活お願いしま~す!」

 蘭華「推し活して、せっせとこの作品に星入れろ! じゃなきゃ、蹴り入れるぞぉ!」


 蘭菊 バタっ!

 蘭華「チョっ! 蘭菊! 大丈夫?」


 と言う事で、2000字!

 手に「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」にも出しといたろ!



 




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