第982話 ダイエットを頑張る男
本稿は第494話「ダイエットを始めた男」の続きになる。
当時のオレは自分流のダイエットを行っていた。
つまり間食なし、ジュースなし、できればウォーキング、というもの。
当初は効果が出た。
なんと2ヶ月で3.6キロ、4ヶ月で5.2キロも減った。
大成功!
と思っていたら、リバウンドが来た。
今では当時と同じくらいの体重に戻っている。
ひょっとしたら当時よりもっと重いかもしれない。
だから再びダイエットを行うことにした。
目標体重はとりあえず2キロ減といったところ。
方法としては前回同様に間食なし、ジュースなし、そしてウォーキングだ。
が、同じ事をやったら同じ失敗をする事は目に見えている。
だから名付けて「朝食ダイエット」というものを考案した。
そもそも人間の体重が1番少ないのは1日のうちの起床時だ。
だからオレは毎朝体重を測っている。
で、やり方は極めてシンプル。
前日と同じか、100グラムでも体重が下回ることを目標とする。
この目標を達成するまで朝食を、時には昼食も摂らない。
これは結構難しい目標だ。
朝測ってみたら前日よりも300グラムくらい重いということなんかいくらでもある。
で、食べないまま午前中を過ごしていると、そのうち前日同様の数値になる。
それを確認してから遅い朝食もしくは昼食を摂る。
たとえば前日の体重が75.0キロだったとしよう。
次の日の朝に75.3キロだった場合、朝食は摂らない。
朝から何回も測定して75.0もしくは74.9キロになるまで食べないのだ。
この方法のいいところは、後戻りできないということ。
たとえ100グラムでも前日よりオーバーしていたら、朝食抜き。
それを考えると、うっかり間食なんかできないしジュースも飲めない。
ジュースどころか水もお茶も不可。
まあちょっとくらいは飲んでもいいけど、その分朝食を摂るのが遅くなってしまう。
以前は用もないのに間食をすることが多かった。
が、今は食べるにしても味わって食べている。
その100グラムが惜しいからだ。
オレは意志の弱さでは誰にも負けない。
でも、そんな「意志の弱いオレ」という存在にダイエットという行動をさせるためのゲームだ、この方法は。
さらに、ウォーキングの他に筋トレもやっている。
これは以前の第783話「筋トレする男」でも述べた。
その時はスクワット16回を1日6セット、カーフレイズ(つま先立ち)32回を1日6セットで、合計がそれぞれ1日約100回と約200回を目標にしていた。
6セットだから起床時とか朝食後とか昼食後とか夕方とか。
適当に分散して行っている。
必ずしも1日6セットできるわけではないが、できるだけ何セットもやるようにしていた。
が、スクワットの1セットが16回だと次第に物足りなくなる。
そこで1セットを24回に増やし、1日4セットにした。
カーフレイズも同様。
そうするといい具合だ。
さらに腕立て伏せ、いわゆるプッシュ・アップも始めた。
床に手をつくものではなく、壁に手をついて負荷を落としている。
これも16回を1セットとして始めた。
徐々に物足りなくなってきたので、そろそろ1セットを24回にしようかと思っているところだ。
筋トレはスキマ時間にやるので、トーストが焼けるのを待つ間とかお湯が沸く間なんかがちょうどいい。
ということでダイエットは第2フェーズに突入している。
果たしてどのくらい体重は減るのか。
目標体重をクリアする事はできるのか。
ダイエットはゲームだ。
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