第983話 続・ダイエットを頑張る男

 前回は再度ダイエットに挑戦した男の話をした。

「男」というか、オレの事なんだけどね。


 その実際を述べたい。

 が、自分の本当の体重を披露するのはいささか抵抗がある。

 だから、ここでは決意した日の体重を75.0kgとしよう。


 過去半年間の最低値は2024年5月の72.7kgだった。

「朝食ダイエット」を始めた日の体重は75.0kgだ。

 昨日の体重は73.2キロで最低値より500g多かった。


 約1週間で1.8kg軽くなったから、なかなか良いペースだ。



 が、問題が2つ発生した。


 1つめの問題。


 仕事のある日は、自宅にいる間に目標をクリアしていないと、出勤した後に何を目安に朝食を開始したら良いのかが分からない。


 だから病院に体重計を持っていった。

 まず2つある体重計のうち、家に置いておくものを基準として補正した。

 持って行く体重計の方が400g重く表示される。


 さらに病院で体重計に乗るたびに服を脱ぐわけにもいかないので、白衣の重さをはかっておく。

 これは800gだった。


 したがって、朝の自宅で目標値をクリアしていない場合。

 朝食抜きで出勤し、病院で白衣を着たまま体重を計測し、1.2kgを引くことになる。

 この数値が前日と同じか100gでも軽くなっていたら食事OKとする。



 2つ目の問題。


 減量を初めてから最初の1週間は面白いように体重が減った。

 が、その後に苦戦している。

 なかなか体重が減らない。

 さすがに朝食をらないと集中力も落ちるし頭がフラフラする。

 だから前日と同じ体重なら目標達成とした。



「朝食ダイエット」を始めて良かった事。


 惰性だせいで何となく駄菓子を口にすることがなくなった。

 何かしながら食べる100gが惜しい。


 清涼飲料水やコーヒーにしても同じ事。

 用も無いのにジュースを飲むことがなくなった。

 これまでのオレは知らず知らずのうちにペットボトル症候群になっていたのかもしれない。


 そして食事を味わって食べている。

 これまではYouTubeか何かを見ながら食べることも稀ではなかった。

 でも、現在は何時間も空腹に耐えないと朝食に辿たどり着けない。

 だから、一口一口に集中している。

 もちろん良く噛んで食べているのは言うまでもない。



 たとえ10日間のダイエットでも腹周はらまわりが縮んだ気がする。

 それにしてもオレの考案した「朝食ダイエット」。

 果たしていつまで続くのだろうか?



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