応援コメント

第966話 胸がドキドキする男 4」への応援コメント


  • 編集済

    この手の訴訟では、米国ではきっと日本の10倍から100倍のお金が動いていると思います。ケース数も日本とは比べものにならないでしょう。おかげで、和解金を取るだけでも、原告側とその弁護士は純分な報酬が得られます。米国では、弁護士が全ての費用を出して、負けても、原告には全く費用がかからない制度もあります。勝つと、弁護団が報酬(和解金も)の3割を持って行きます。

    そして、おかしいのは、週によって報酬が出るか出ないかが異なってしまうことがあります。例えば、私が昔住んでいたイリノイ州では、被告側に1%落ち度があっても、原告が勝つと賠償命令が出ます。今住んでいる州では、51%でないと、賠償金は出ないとか、弁護士が言ってました。それなら、もちろん、イリノイや、ニューヨーク、カリフォルニアで訴えた方が訴訟を起こす側は儲かります。おかげで、これらの州のお医者さんたちはmalpractice insuranceが高く、そして、それは医療費にも反映されます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    かなり昔の事になりますが、私がアメリカにいた時に脳外科のチーフレジデントから聞いたところでは、医師賠償責任保険の掛け金が年間10万ドルで、カバーする範囲が30万ドルだということでした。

    日本の医師賠償責任保険は掛金が年間数万円でカバーする範囲は1億円だったか2億円だったかです。
    自分の事なのにちゃんと憶えていなくてすみません。

    また、私がいた州では病院を訴えた場合の賠償金は2万ドルが上限だったと思います。
    幾らだったか不明ですが、個人の場合でも上限があったので、原告側弁護士としては関係する医療者を片っ端から訴えてトータルの値段を吊り上げる作戦を取っていたそうです。

    アメリカ的合理主義も極まれり、といったところですね。

    編集済