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2024年10月14日 09:41
小説である、ということを前提として、Burugadaについては、これまで失神歴などがなく、それなりの年齢までお過ごしになられていたのであれば、ICDの埋め込みの適応ではなく、「突然死のリスクはあるが、その時には『寿命だ』と考えてください」とお伝えすることと、自宅にAEDを置くことを進めるかと思います。MACについては、発症者は女性が多いことが分かっており、振り返っても、私の担当した患者さんでMACを持っておられた方で「男性の方」の顔は浮かんでこないので、男性で、もし喫煙歴もあれば、LK≧MAC>>Tbcを考えます。貧血については、「小球性貧血」であれば、「黒色便」の話もあり、小腸のAVMからの出血の可能性もあるかもしれない、と思い、鉄動態の確認と化学法による便潜血の確認(免疫法ではグロビン鎖が消化されて、偽陰性が出そうなので)を考えますし、「正球性貧血」なら、腎機能を見て、EPO製剤やHIF-PH製剤を使って経過を見るか、骨髄穿刺をするかを考えるかと思います。日ごろから、高齢者病棟で複数のproblemを抱えている患者さんを相手にしているので、新入院の患者さんが来られるたびに、こんなことをウンウンうなりながら考えています(笑)。
作者からの返信
コメントありがとうございました。現在進行中のこの話の続きは一段落ついた時に紹介したいと思います。
小説である、ということを前提として、
Burugadaについては、これまで失神歴などがなく、それなりの年齢までお過ごしになられていたのであれば、ICDの埋め込みの適応ではなく、「突然死のリスクはあるが、その時には『寿命だ』と考えてください」とお伝えすることと、自宅にAEDを置くことを進めるかと思います。
MACについては、発症者は女性が多いことが分かっており、振り返っても、私の担当した患者さんでMACを持っておられた方で「男性の方」の顔は浮かんでこないので、男性で、もし喫煙歴もあれば、LK≧MAC>>Tbcを考えます。
貧血については、「小球性貧血」であれば、「黒色便」の話もあり、小腸のAVMからの出血の可能性もあるかもしれない、と思い、鉄動態の確認と化学法による便潜血の確認(免疫法ではグロビン鎖が消化されて、偽陰性が出そうなので)を考えますし、「正球性貧血」なら、腎機能を見て、EPO製剤やHIF-PH製剤を使って経過を見るか、骨髄穿刺をするかを考えるかと思います。
日ごろから、高齢者病棟で複数のproblemを抱えている患者さんを相手にしているので、新入院の患者さんが来られるたびに、こんなことをウンウンうなりながら考えています(笑)。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
現在進行中のこの話の続きは一段落ついた時に紹介したいと思います。