応援コメント

第772話 あれこれ考える男 2」への応援コメント


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    人間の身体は不思議で、時に訳の分からない症状に出くわしますね。原因がわかることもあれば、分からないままのこともあって、「何やろ~?」と分からないまま終わることもしばしばです。

    私が医学生時代、後に入職する病院に見学に行ったときには、内科に「四つん這いでないと苦しくて耐えられない」という主訴で入院していた患者さんがいました。立つことも、臥床することもできないとのことでした。入職後、その患者さんの経緯を伺うと、診断は両側内腸骨動脈の高度狭窄、ということでした。心臓血管外科でバイパス術をして、普通に動けるようになったものの、突然死されたと伺ったように記憶しています。

    私が循環器内科をローテート中から、3年ほど、病棟や訪問診療で見ていた患者さんですが、「左側臥位を取っていないと、胸に激痛が走り、呼吸苦も出現して耐えられない」という主訴の方がいました。以前にPCIを受けたことがあり、循環器内科で再度CAG(そのころは冠動脈CTはなかった)を行なったり、心エコーを行なったり、胸部造影CTを取ったりしましたが、結局原因は分からず、通院もできなくなった、とのことで私がそのまま訪問診療医となりました。ご自宅では床に布団を敷いて、食事もその状態で摂取。小さなお宅で、頭側の障子を開けるとトイレで、用を足すときは苦痛に耐えながらトイレに行かれていました。不思議なことに、それだけの苦痛を感じているにもかかわらず、バイタルサイン、酸素飽和度には変化がありませんでした。

    結局その患者さんは、耳下腺腫瘍で亡くなられてしまい、体位依存性の胸痛については結論が出ずじまいでした。

    今回の症例、どのような結末となるか、興味津々です。

    作者からの返信

    お示しになった2症例とも興味深いですね。
    2例目については原因不明ではありますが、もしかするとトリガーポイント注射が効くかもしれない、と思ったりします。

    私の症例については、まだ少し続きます。

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    お時間があればご覧ください。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    実は家にテレビがないんですよ。
    残念!