応援コメント

第745話 宿題のない男 11」への応援コメント

  • 私も「自律神経失調症」という病名はつけません。ただ、Hot Flushや手足の冷えなど、「西洋医学」のアプローチでは解決が難しい問題があるのは確かだと思います。器質的疾患の除外が前提ですが、そういったものがなければ、「漢方」のアプローチを試してみることは多いです。

    ただ一方で「漢方」を得意と「自認」している医師の多くは、患者さんに複数の「保険診療で処方可能」な漢方薬を処方していますが、それぞれ「名前のついた製剤」はそれぞれが複数の生薬を混ぜたいわゆる「約束処方」です。そこを考えずにたくさんの漢方薬を処方して、使われている生薬がダブってしまっている、なんてこともよく見かけます。

    「西洋医学」のアプローチよりも「漢方」のアプローチが有効そうな方は、「漢方」の身体診察学も考慮して診察し、使い慣れた漢方薬(私は数種類程度しかありませんが)から1剤だけ追加する、という事にしています。

    「医学」ではなく「医療」は「結果オーライ」なので、自身の「西洋医学」の核を確立したうえで、補助的に別のツールを適切に使う、ということで勉強していく、というのは意味があると思います。

    「追いかけられない勉強」ほど、高尚な趣味(もちろん良い意味で)はないだろうと私は思います。

    作者からの返信

    漢方はそれ自体がポリファーマシーなので、私も使うとしても精々が1種類だけです。
    脳外科領域では慢性硬膜下血腫に五苓散を使う事が多いですね。

    「追いかけられない勉強」は最高の道楽だと思います。

  • 自律神経失調症とか心不全とか、「なんだか理由がワカラン」という時に…

    作者からの返信

     心不全は循環器内科の三大領域(不整脈、虚血、心不全)の1つなので立派な疾患だといえますが、自律神経失調症ってのは根拠なくつけられる病名の1つですね。