第728話 投資をする男
前回は漫画「インベスターZ」を読んでいる事を述べた。
この漫画も面白くてハマってしまった。
あらすじはこんな感じだ。
北海道一の名門私立中学、
彼は中学生になると同時に投資部に入部する。
そして、投資の何たるかを学ぶというストーリーだ。
面白いのは実在の人間が登場すること。
たとえばホリエモンこと堀江貴文。
彼は起業を志す京都の青年に出資の条件として課題を出す。
携帯と財布を預かった上で「明後日の正午に札幌の時計台の前で会おう。ヒッチハイクで来てくれ」と。
なんでまたヒッチハイクなのか。
これはホリエモン自身の経験に基づいている。
「赤の他人に頼んで車に乗せてもらうってものすごく大変さ……何百回と頭を下げて最後は土下座までして……」
「企業を経営するとそういう試練を何度も経験する」
で、
友達に借金して東京から札幌までの飛行機を使うなどというイカサマはしていない。
この体験談が「なるほど」と思わせるものだった。
「とりあえず駐車場のあるコンビニへ行って埼玉栃木方面のナンバープレートをつけた車を探した」
「それでドライバーに声をかけようと思ったけどなかなか言葉が出てこない……そばまでいって何度も引き返したわ」
「やっとの思いで声をかけたのにあっさり断られて……」
「ショックでしばらく落ち込んどったけどやっと一人大宮まで乗せてくれる人を見つけた」
「嬉しかったわ……生まれて初めて言うたら大ゲサやけどこんなに人の親切のありがたさを感じたことはなかった」
「大宮で下してもろたらクソ度胸ついたのかお願いして断られても全然平気になった」
これ、凄いわ!
断られても全然平気になるって、ナンパにも応用できそうじゃん。
とはいえ、これは起業の話だ。
で、ここからがホリエモンのアドバイス。
「でも……やってみると案外なんでもやれるだろ?」
「世の中やらないヤツがいかに多いかってことさ……」
ホリエモンによればビジネスで1番大事なものは行動力なのだそうだ。
アドバイスはさらに続く。
「成功って実はものすごく簡単……やればいいだけのこと」
「美人の隣に座れるのは……美人に告白した男だけだ……」
「
「恋い焦がれて思い悩むことになんの価値もない。そんなヤツは一生美人と恋愛できない」
なるほど、なるほど。
ホリエモンも普通の男。
「断られても全然平気になる」という行動力が身に着いたらビジネスもさることながら次のターゲットは美人になるよな。
が、オレたちカクヨム作家にはもっと大切なものがあるはず。
「応募しても相手にされなかったら別の賞にアタックすればいいんだよ」
……って、自虐ネタになっちまった。
というわけで多くの示唆に富む「インベスターZ」
次はこれを診
もちろんサラリーマンの亭主にも読んでもらいたいものだ。
オレみたいに感動するのか否か?
漫画にも読者との相性があるから、あまり好意的な反応を期待しすぎてもいけないな。
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