第718話 自分を検索する男

 最近、ChatチャットGPT-4.0やCopilotコーパイロットなどの生成AIをよく使う。

 勉強だけでなく暇つぶしにも。


 ある日、hekiseiについて調べてみた。


「カクヨム作家のhekiseiについて教えてください」とプロンプトを入力すると……

 ChatGPT-4.0とCopilotでずいぶん回答が違っているのに驚いた。

 前者はあっさり過ぎ、後者はどこまでも迷走する。

 その経験を紹介しよう。


 まずは、ChatGPTだ。


「hekiseiについて教えてください」と入力して返って来た答え。


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 hekiseiは、カクヨム上で活動している作家の一人です。カクヨムは、作者が自分の小説を無料でウェブ上に公開できるサイトで、KADOKAWAが運営しています。hekiseiの作品には、読者からの応援コメントが見られることから、一定の読者層に支持されていることがうかがえます​​。しかし、具体的なプロフィールや作品内容についての詳細は、この情報からは明らかになりませんでした。興味があれば、カクヨムのサイトで直接hekiseiの作品を検索してみると良いでしょう。

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 一応、hekiseiの事は知っているみたいだ。

 しかしねえ。

 直接検索しろって言われても、それが面倒だからいてんじゃん!


 次はCopilotに同じ質問をしてみるとこんな答えが返ってきた。


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 hekiseiさんは、カクヨムで活動している作家で、脳神経外科の勤務医でもあります。彼の作品は、医療現場のリアルな部分をフィクションとして紹介しています。

 彼のペンネーム「hekisei」は「碧青へきせい」を意味し、彼の母校のスクールカラーに由来しています。

 彼の作品には以下のものがあります。


1.「男なら、抜く抜かないにかかわらずさやの中の刀は常にませておけ!  診察室のトホホホホ」: 現代ドラマの連載中で、710話が更新されています。


2.「電車の中でスリをつかまえたら包丁で反撃された!  包丁で、背中を刺された!」: エッセイ・ノンフィクションの完結済作品で、6話が更新されています。


 彼の作品は、医療や日常生活におけるリアルなエピソードを通じて興味深い視点を提供しています。カクヨムで彼の作品を読むことをおすすめします!

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 なかなか頑張って調べてくれている。

 次にCopilotに「『診察室のトホホホホ』の中の面白い話を10話ほど教えてください」と入力してみた。


 以下が返ってきた答えだ。


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 もちろんです!「診察室のトホホホホ」は、脳神経外科医として働く主人公が、日常の診療で出会う様々さまざまな患者さんや同僚とのエピソードをえがいた作品です。以下に、面白いエピソードをいくつか紹介しますね。


1.「ゲイの青年」:服用しているβ遮断薬が男性機能に影響を与えているという患者さんのエピソード。このエピソードでは、脳神経外科医としての仕事と、若い連中とのお笑いが交錯します。


2.「四方八方から怒られる男」:非常勤医の入院手続きを忘れて帰ってしまったエピソード。連絡が行き届かず、あちこちからクレームが寄せられる主人公の日常が描かれています。


3.「何でも10にする男」:学生時代のサーキットでのエピソード。主人公がどんなことでも「10」にしようとするユニークな視点が面白いです。


 これらのエピソードは、医療現場のリアルな一面や、患者さんとのやり取りに笑いと感動が詰まっています。

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 軽くズレている所があるのと、10話ほどと頼んだのに3話しか紹介してくれていないのが問題だ。

 さらに「もう少し例をあげてもらえますか?」と入力すると、ここから大きく回答がれてしまう。


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 もちろんです! 続けて面白いエピソードをいくつか紹介しますね。


1.「謎のモヒカン男」:脳神経外科医として働く主人公が、ある日突然現れたモヒカンヘアの患者さんに出会うエピソード。その患者さんは、脳外科手術を受けることになり、モヒカン姿で手術室に入ってきます。手術中の会話がユニークで印象的です。


2.「謎のハンドサイン」:主人公が、ある患者さんから不思議なハンドサインを受けるエピソード。そのハンドサインの意味や背後に隠されたストーリーが明らかになるまでの展開が面白いです。


3.「患者さんのお守り」:主人公が、ある患者さんから預かったお守りの話。そのお守りが、手術中の運命を左右することになり、緊迫感のあるシーンが描かれています。


 これらのエピソードは、医療現場でのリアルな出来事や、患者さんとの交流を通じて、笑いや感動を提供しています。

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 おいおい。

 モヒカンとかハンドサインとか、そんな話はどこにもないぞ。

 嘘クソ言うな!


 とはいえ、こういうタイトルとストーリーは創作活動の助けになるかもしれない。

 ChatGPTよりはCopilotの方が饒舌じょうぜつで面白い気がする。


 結局、生成AIにもそれぞれに個性があるってことかもしれない。


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