応援コメント

第713話 1000分の20の男 2」への応援コメント

  • NHKの「ドクターG」は、放送開始後は見ていましたが、だんだん、「病歴ビデオ」全体から鑑別診断を考える、という方向から、その中の「些細な異常」を探す、という、いわゆる「クイズ的要素」が大きくなってきたので、見るのを止めました(放映時間と、私の外来時間が重なっていた、ということもありますが)。

    最終診断が「クローン病」の放映回で、病歴ビデオの「みるべきポイント」が、「映像の中で『1回も座っていないこと』、これがクローン病の特徴である『痔瘻』を反映している」というのを見て、何か「ガックリした」ことを覚えています。

    私の職場は小さな地域の病院で、地域の患者さんの日常診療、訪問診療、病棟は「急性期病院」と「施設、老県、自宅」をつなぐ、という、先生のおっしゃる「総合診療」を生業としています。「タフな凡医」というのは適切だと思います。

    それでも、ときに急性期病院でも気づいていなかった疾患を見つけて「おぉっ!」と思うことはしばしばです。もちろん、何かができる、というわけではありませんが。

    外来で診ている患者さんが、少し専門外のことでも、「先生に話を聞いてほしくて」と言って相談してくださると、「信頼してくださっているんだなぁ」とありがたくなります。

    急性期病院であれ、いわゆる「場末」の病院であれ、患者さんから「ありがたい」と思っていただければ、こちらもありがたいものです。

    作者からの返信

    今回は総合診療に関する私の思いを述べました。
    賛同いただけて嬉しいです。