第699話 リスニングを工夫する男

「この前、飛行機の中でミッション:インポッシブルをやっていてね」


 そう妻に言われた。


「今頃やっているということは去年くらいの上映だったわけ?」


 調べてみたら2023年7月21日が日本での公開だった。


「飛行機が着陸した時は途中だったのよ、続きが見たーい!」


 そう言われて YouTube で探した。


"ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE"


 これか!


 続いて料金支払いに進む。

 レンタルと購入の2つがあり、それぞれがUHDとSDの2つに分かれている。

 つまり合計4つの選択肢があるわけだ。


 レンタルは48時間の視聴が可能、購入は時間制限なし。

 また UHD は超高精細画質、SD は標準画質という意味らしい。

 色々迷った挙句、レンタルの UHD にした。


 妻はずいぶん熱心で、部屋の奥から大型外部モニターを持ち出し、寝ながら見れるようにセッティングする。


 いざ、視聴!


 例によってトム・クルーズが画面狭しと縦横無尽に暴れ回る。

 2時間43分と、いささか長い映画だったので、さすがに見終わったらグッタリした。


 レンタルの良い所は、後で何度でも見直すことができる事だ。


 特に英語の聴き取れなかった部分を巻き戻して何度でも字幕で確認する事ができる。


 1回目はストーリーに没頭できるよう英語音声+日本語字幕で見るが、2回目以降の英語勉強では英語音声+英語字幕だ。

 オレの英語力だと英語字幕でも何とかついていける。

 ちょっと背伸びが必要だけど。


 英語を聴きながら英語字幕を見ていたら、いつの間にかリスニング力が向上しているのではなかろうか。

 そんな事を期待してしまう。


 映画の全編を英語字幕で見るのは大変だ。

 だからアクション部分は飛ばして主に台詞セリフ部分に集中する。


 映画の他には YouTube で放送される BBC や CNN 等の海外ニュースが良い英語教材になる。

 だいたい長くて5分程度だから勉強というよりもエンタメだ。

 知らない単語が出て来るたびに一時停止してオンライン辞書で調べる。


 disarmament

 accomplice

 ominous

 haywire

 disavow


 なんじゃそら?


 しかし似たニュースを連続で見ていると、同じような単語が何度も出て来る。


 clandestine

 treason 

 bounty

 arson 

 defy 

 smirk 


 この中で arson というのは放火という意味。

 言うまでもなく京アニ放火事件の青葉真司被告のニュースだ。

 死刑判決が出た事を海外ニュースも報道している。


 英語音声+英語字幕という方法だと英語修行という感覚がなく、楽しく見ることが可能だ。

 それに最近ちょっとはリスニング力が上がってきた気がする。


 楽しく効果的に!


 しばらくこの方法で英語の勉強を続けてみよう。

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