このエピソードを読む
2023年10月16日 08:07
私の師匠は、「名目上」は「呼吸器内科専門医・指導医」として、呼吸器内科を率いていましたが、消化器内科、総合内科、救急医学の専門医も、死体解剖医の資格も有しておられ、「本質」は「何でも内科」医でした。草創期の徳洲会でトレーニングを受け、山のような患者さんを経験しておられるので、「摂食障害」を有する患者さんの「内科的アドバイス」も適切だったと思います。指導は簡潔でした。「摂食障害の致死率は40%を超えると考えて対応しなさい。当然精神科医とタッグを組んで診ていくことになりますが、その関りは長期になること、「医学」が患者さんにできることはほとんどないので、ある程度の距離感を保ちながら伴走する、というスタンスでfollowしていきなさい。「患者さんに何かができる」などという思い上がりは捨てるべきです。患者さんに「のめりこまない」ことが大切です」というものでした。実際に摂食障害の患者さんと関りを持ちましたが、師匠のおっしゃった通りだ、と思ったことを覚えています。
作者からの返信
「距離感を保ちながら並走する」というのはいい言葉ですね。早速、自分にも取り入れようと思います。
私の師匠は、「名目上」は「呼吸器内科専門医・指導医」として、呼吸器内科を率いていましたが、消化器内科、総合内科、救急医学の専門医も、死体解剖医の資格も有しておられ、「本質」は「何でも内科」医でした。
草創期の徳洲会でトレーニングを受け、山のような患者さんを経験しておられるので、「摂食障害」を有する患者さんの「内科的アドバイス」も適切だったと思います。指導は簡潔でした。
「摂食障害の致死率は40%を超えると考えて対応しなさい。当然精神科医とタッグを組んで診ていくことになりますが、その関りは長期になること、「医学」が患者さんにできることはほとんどないので、ある程度の距離感を保ちながら伴走する、というスタンスでfollowしていきなさい。「患者さんに何かができる」などという思い上がりは捨てるべきです。患者さんに「のめりこまない」ことが大切です」
というものでした。実際に摂食障害の患者さんと関りを持ちましたが、師匠のおっしゃった通りだ、と思ったことを覚えています。
作者からの返信
「距離感を保ちながら並走する」というのはいい言葉ですね。
早速、自分にも取り入れようと思います。