応援コメント

第570話 やっちまった女」への応援コメント

  • 小説であり、空想の世界、と仮定して、

    「心肺停止」の発見が遅れた、という事については、「気づかなかった」という事はおっしゃる通りに「やむを得ない」部分もあるか、と思います。就寝直後のCPAと推定すれば、0時の巡視で発見しても、朝の巡視で発見しても、得られる結果には差がないと思うので、「良くお休みのように見えたので、起こさないように気を使った」という看護師の「優しさ」と、「深夜帯に発見していても結果に影響を与えない」という2点で、ご家族には説明できるだろうと思います。

    「医師を呼ぶ前に死後処置を始めた」というのは、確かに「やっちまった」ではありますが、医師サイドでも「看護師さんから見た『当直医の呼びやすさ』という点については議論が必要かと思います。

    多くの医師は、呼ばれれば、特に緊急のことであればすぐに駆け付けますが、人によっては、「何でコールするんだ!」などと明らかに不機嫌な態度をとる人もいるからです。看護師側も、「当直医が誰か」という事は当然意識していて、意識するとしないとにかかわらず、「当直医」によって、呼び出しの閾値が変わることは珍しいことではありません。今回のことは明らかに「速やかに当直医を呼ぶべき」状態であり、それをしなかった看護師サイドに落ち度がありますが、「何かあった時に、抵抗感なくコールできる」当直医たり得たかどうか、という事も一つの論点かもしれない、と思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    看護師と当直医の関係というのは、研修医と上級当直医との関係に似ています。
    呼びやすい人、呼びにくい人は厳然として存在しています。
    が、私が研修医に言っているのは「何で呼んだんだ!」と怒られるのはまだいいということです。
    「何で呼ばなかったんだ!」と怒られた場合、すでに致命的な事が起こってしまった後であることがしばしばあります。
    なので「迷ったら呼べ」「怒られても呼べ」と指導しています。