過換気症候群の治療は、今ではベンゾジアゼピンなどで鎮静をかける、というのが中心となっていて、ペーパーバック療法は推奨されていません(ペーパーバッグではなく、ビニール袋などを使った人が多かったせいだろう、と思っていますが)が、私が研修医時代には、しっかりした教科書で、「5%CO2 吸入」が治療法に記載されていたように記憶しています(一気に低CO2血症が改善されそうです。私はしたことがありませんが)。
「CO2吸入」がかつて「治療法」として存在していたのであれば、問題なかろう(実際問題がなかった)と思うのですが。
むしろ、CO2分圧をあげて脳幹に働きかけ、吃逆が止まるだろう、と推察した先生の学識の深さに感動しました。
コロンブスの卵、あるいはセレンディピティ、身近にあるものですね。
作者からの返信
抄録によるとPCO2が50mmHg以上で吃逆がとまるそうです。
この先生の特製ブレンドガスは酸素90%、二酸化炭素10%となっていました。
なのでペーパーバッグ療法が有効かもしれません。
hekisei様、おはようございます😊
興味深いお話でした。
しゃっくりが20数年、止まらないってことにもビックリですが、それがほんの5分で解決したとは。
この女性と家族の長年の悩みを解決した素晴らしい功績ですね。
まさに吃逆を愛する男の熱意の賜物ですね。
作者からの返信
まさしく熱意の賜物だと思います。
こういう人たちが医学を発展させてきたのでしょうね。