応援コメント

第538話 順序が逆になる男」への応援コメント


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    自分の専門とは異なるスペシャリストの講演、非常に興味深いですよね。

    現在は終了したプロジェクト「人工知能は東大受験に合格できるか」のプロジェクトリーダーの方が、内科学会総会で講演をされたことを記憶しています。

    英文法の問題では、与えられた問題文の「意味」を考えることはせず、ネット上の莫大な英文を検索し、似たような構造の文章を見つけ出して解答欄を埋める、というアルゴリズムを使っていたそうです。

    なので、よく似た単語で作られている、意味もよく似た英文、例えば、

    I want to drink something cold.
    I want something cold to drink.

    の区別がつかず、与えられた単語で文章を作りなさい、という問題で回答ができない問題が生じたりした、という裏話をいくつか聞けたことを覚えています。

    学会側は、今後進歩が予想する「人工知能」と「医師の仕事」の関係についてのIT技術者からの意見を期待していたのだろうと思いますが、もちろんそのことについても触れられ、そのご意見は「AIは診断補助ツールとしては非常に優秀なものになる。AIのサポートがない状態での医師の意思決定が、結果として悪い方向に進んでいった場合に、「AIを使っていない」ということが訴訟の原因となってくるだろう。しかし「AIが医師の仕事をすべて奪ってしまう」ということにはならないだろう、という意見でした。

    妥当だと大いに納得したことを覚えています。

    作者からの返信

    AIと医師の仕事の関係性は確かに妥当ですね