先生の病院は大規模の高次病院かと思いますので、救急外来がそのように間口を広げて受け入れてくだされば、その地域の人への恩恵は大きなものだと思います。病院の売り上げ云々ではなく、そこが医療の原点だと思います。
救急外来で、結果待ちの人の待機場所がこれまでなかったのはもったいないことでした。私が後期研修中に、修行していた病院が引越ししましたが、旧病院ではERに3ベッド(うち一つは無影灯があり、その気になれば局麻下での手術も可能)、点滴室と呼んでいましたが、ERで初期評価後の患者さんの待機場所は8ベッドでした。点滴室のベッドも、ERのベッドもストレッチャーなので患者さんの移動も容易でした。
新病院では、ERは4ベッド、それとは別に簡易手術室兼シャワー室(自宅で倒れ数日発見されなかった人など、糞尿にまみれてしまった人を洗うための部屋)があり、点滴室は12ベッドに拡張されました。
ERは常時3人の医師(日勤帯はボス、ER後期研修医1名、初期研修医1名。その他の時間は初期研修医と後期研修医を合わせて3名)の布陣でした。
逆に有床診療所や今勤務している、設備の不十分な療養型病院では、救急車の受け入れを躊躇してしまいます。救急車を呼んだ、という事は「命を助けてほしい」という事を意味しているので、設備の不十分なところで受け入れ、本来は受けることが可能であった高次の医療を受ける権利を患者さんから奪ってしまうのでは、と悩んでいます。特に脳血管障害、虚血性心疾患などを疑う訴えの方であれば、私はかかりつけの方でも「対応できる高次の医療機関へ」と断り、そのことで事務方と衝突することもあります。断った私も、断りながらモヤモヤしています。
続き、楽しみにしています。
作者からの返信
参考になります。
先生のところでは、当初3-8で運用し、後に4-12になったわけですね。
ウチはこれまで4-0だったのをようやく4-4にしようという所で、これからどうなるかが興味あるところです。
ブン投げるところからの流れガッチリ心を掴まれてしまいました。いつ自分や家族が救急患者になるやもしれぬ、その時はやっぱり大きな病院で治療を希望したいと思うので、この正論が通りますように。演説の続き、気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
さらなる正論攻撃、お楽しみに!