先生、お疲れさまでした。今回の文章、心より共感しております。
通常の診察時間に受診される「生活保護」の方は、時間外を中心に来られる方よりもうんと、いわゆる「普通」の人が多いのですが、災難だったと思います。
本文で
「ポケットベルを貰って昼御飯に行ってもらったら良かったんじゃないですか」
「そっちから気を回して言えよ、金もらってるんやろ。何でこっちから言わなアカンねん」
といわれたら、「そうですねぇ、健康保険なら保険組合から7割、本人からは3割ですねぇ」と言い返します(実際、「こっちは金を払ってるんやぞ」といわれた場合は、そう言っています)。
「お金」のことは大事なので、「真剣に考えるべき時」は親身になって相談に乗りますが、「金を払ってるんやぞ」というような態度で来る人は嫌いです。
上記の発言をすると「もうええわ!くそ医者!」と捨て台詞を吐いて出ていく人がほとんどですが、「診療拒否だ」と騒ぐ人が居たら、「この方の診察では、恐怖心が先に立ち、冷静に診察、診断することができません。応召義務に応えることができません」といってやろうと思っています。もちろん、そのやり取りは、細かくカルテに記載しています。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
医療従事者にとっては「あるある」なのですが、一般の方はあまり御存知ないものと思います。
もちろんこの日は楽しくなかったのですが、カクヨムのネタを1つ提供してもらったと思えば、そんな悪くもなかったと自らを納得させました。
こういう人たちはそうやって自分たちが時間を浪費させるほど結局自分たちと同じように待たされる人ができるって考え・・・られないんだろうなあ。
そもそも生活保護貰っているってことは本来納めるべき健康保険料も納めていないのでは?それを考えると診療費なんて払ってないに等しい気が…。(むしろマイナス?)
作者からの返信
コメントありがとうございました。
生活保護の場合は、そもそも健康保険料を支払うという仕組みになっていません。
医療費はすべて公的な医療扶助で支払われます。
なので、本人の金銭的負担はゼロです。
病院の立場からすれば診療費はすべて回収できるので有難いのですが、納税者の立場だと複雑な気持ちになりますね。
一方、一般の健康保険の場合は、本人の3割負担を踏み倒す方が珍しくないのが現実です。
ちょうどいい機会なので、このような踏み倒しについても次に紹介しましょう。
ドイツの映画で「点子ちゃんとアントン」を見たとき、たしか医師の父親が(この時アウディに乗ってたのが強い印象、そうかドイツの医師はアウディなんだと思った…笑)
「生活保護は国民の権利」と言っていたのを思いだしました。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
確かに「生活保護は国民の権利」という事でいいと私も思います。
しかし、不正受給や社会の秩序を乱す行為を容認すべきではありません。
現実には色々トラブルを起こす人が目立ちます。
ルールを守るという当たり前の事が難しいみたいですね。