応援コメント

第326話 ゴミ箱扱い上等!の男」への応援コメント

  • 悪名高い「専門医認定機構」、昨年は「総合診療」を選んだ研修医は253名だったとM3.comか何かで読んだ記憶があります。

    多数ではありませんが、「総合診療」を希望する若者は存在します。

    かくいう私も、後期研修時代、「俺らはごみ箱か?」と思いながら、どの科からも見放された20代の『頚髄損傷』や、透析患者さんの『右後腹膜出血』、動悸を主訴に循環器内科に紹介、甲状腺機能亢進症(本当は甲状腺クリーゼの状態)との診断でβ-blocker1剤のみ処方され、夜間帯に入院。深夜にCPAとなり蘇生。『CPA蘇生後脳症』となった患者さんを、循環器内科が『CPA蘇生後だから』という理由で総合内科に回し、いずれの患者さんも私が主治医をしたことを覚えています。

    そんなことがありながらも、今でも「総合内科医」としてのプライドを持って仕事をしている、私みたいな存在もいます。何でも治療ができる、というわけではありませんが、システマティックに鑑別診断を考え、思いもよらなかった疾患を発見することができたときの「やった!」感は総合内科、総合診療科ならではだと思います。

    確かに「ゴミ箱内科」となることもありますが、そこに美学をもって、へっぽこ内科医として仕事をしています(笑)。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    頚損や蘇生後脳症を担当する姿には頭が下がります。
    また、総診や内科の醍醐味の1つはズバッと診断をつける事かと思います。
    その事で患者さんの人生を大きく変える事ができるわけですから。

  • そういえば新潟大学医学部が定員を拡大しクラウドファンディングする発表時に、寄付金の使い道に総合診療医師の育成が真っ先に書いてあったようです

    作者からの返信

    新潟大学の取り組み、素晴らしいですね。
    医師の少ない地域の総合診療医は何でも対応する本来の仕事をするものだと思います。
    一方、大病院の中にいる総合診療医はスキマ産業にならざるを得ません。
    が、これはこれで立派な事だと私は思っています。

    編集済