応援コメント

第319話 風俗に行った男 2」への応援コメント

  • 甲状腺機能亢進症でしたか…。

    赤血球増多にとらわれず、患者さんの全体像を見れば想定すべき疾患なのに、思い浮かばなかったのは恥ずかしい限りです。そういえば、一時評判になったNHKの「ドクターG」。初放送の症例が甲状腺機能亢進症でした。初放送の時は、比較的典型例を提示していたので、面白い、と思っていたのですが、だんだん「よくある疾患のレアケース」が提示されることが増え、見なくなってしまいました(放送時刻と夜の外来が重なっていたことも理由の一つですが)。

    症例の再現ビデオで、患者さんが一度も座っていない、というところから「座っていない」→「お尻が痛い」→「痔瘻の存在」→「クローン病」なんて、「誰が分かるか!」と言いたくなったことを覚えています。

    亜急性甲状腺炎は数例経験がありますが、皆さん、発熱と「のどの痛み」で来られました。嚥下痛であったり、のどの前方が痛い、と言われたりしていました。血液検査は、バセドウ病などと同様に、TSHの著減、FT4の明らかな上昇(TSH,FT4の値では、バセドウ病と区別できない)でした。CRPもそれなりに上昇していました。

    βブロッカーとNSAIDsを処方、甲状腺の自己抗体を確認して診断していました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    ただ、甲状腺機能亢進症にしては検査の数値がマイルドなので、似て非なる疾患かもしれないという気もします。
    内分泌内科医の診断を待ちたいですね。