応援コメント

第318話 風俗に行った男 1」への応援コメント

  • 低髄圧症候群、以前私も苦労したことがありました。

    20代の成年男子、2週間続く高熱を主訴にERに受診。血液検査で異常なく、ERで腰椎穿刺も行ない、特に有意な所見なく総合内科に入院となりました。

    入院後、NSAIDsのみで徐々に解熱し、発熱の原因は不明でしたが、何らかのウイルス感染症、と結論付けました。

    ただ、入院5病日ころから、「座ると頭が痛くて耐えられない」と訴えるようになりました。腰も少し痛い、というので、頭部CTを撮影し異常なし。頭痛もちょっとましになってきた、という事で入院10病日に退院としました。

    ところが、仕事に復帰すると、30分ほど立ち仕事をすると頭痛と腰痛がひどくなって仕事にならなくなったそうです。腰痛については、整形外科で腰椎MRIを、内科では本人の希望もあり、頭部MRIを撮影しました。

    放射線科の読影では先に頭部MRIの所見が付き、「頭痛の原因となるものはなさそう」とのこと、次に腰椎MRIの所見を見て、腰髄~馬尾のあたりの髄腔がペッタンコになっていて、「何じゃこりゃ」という事で、放射線科Dr.から病歴確認の電話がかかってきました。入院時に腰椎穿刺をしている、と伝えると放射線科Dr.から「そうか、わかった!もう一度確認して所見をつけなおすよ!」とのこと、で、結論が「髄液減少症」とついたことがあります。このケースは少しトラブルになり、病院側が、休業補償、という形でいくばくかのお金を払ったと記憶しています。

    「髄液減少症・低髄圧症候群」、私の場合は腰椎MRIで診断がつきましたが、頭部MRIでは、特徴的な所見はあるのでしょうか?教えていただけるとありがたいです。

    個人的には赤血球増多があると、まず”Polycythemia vera”の除外を考えますが、さてどんなものでしょうか?明日が楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    経験された症例は腰椎穿刺による髄液漏れと言う事なんですね。
    これは仕方無いことと思います。

    低髄液圧症の場合、頭部MRIでは造影すると硬膜がびまん性に増強され肥厚もみられるとのことです。
    が、特異度は高いものの感度は低いと私は思います。
    ガイドラインなどにはありませんが、CT/MRとも年齢に比してくも膜下腔の狭小化が見られるというのが特徴だと私は思っています。
    この所見も感度はあまりよくありませんが、手間がかからないので「使える」診断法かと思います。

    今回の赤血球増多症については現在、鋭意執筆中です。
    明日、種明かしをさせていただきます。

  • 推理小説だと、さあ犯人(?)は誰(どれ)でしょうとなるんでしょうね。明日が楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    明日、種明かしをさせていただきます。