応援コメント

第255話 手探りの治療を続ける男」への応援コメント

  • 大学病院の主治医、ひどい対応です。大学病院と連携を取っている病院、クリニックは複数あるので、病診連携室(病院によって名前は異なるが)に声を掛ければ、適切な病院につなぐことはできるはずです。それをしないのは「怠慢」だと思います。

    悪性腫瘍からの消化管出血を繰り返す方への輸血は、私個人は原則として「貴重な血液製剤を、入れてもすぐに出血するお身体に輸血することはもったいない」というスタンスに立ちながら、ご本人、ご家族と状況を説明して決定しています。ご家族やご本人の思いが私のスタンスよりも強ければ、輸血することはやぶさかではないですが、ここは価値観の問題だと思います。

    疼痛コントロールは積極的かつ慎重に行なっています。古い情報でしかも「週刊誌」がソースなので真実のほどは確かではありませんが、大橋巨泉さんが在宅に戻られた時、ご本人の意向を十分に聞かず、積極的にオピオイドを使ったことで、残された奥様が「在宅医のモルヒネに殺された」という感情を持っている、という記事が心に残っており、オピオイドの使用は「積極的」に使うが、「慎重に」患者さんの状態、ご家族の感情を意識しながら使っています。

    Dr.キリコのような医療をしている私ですが、先生が直面されている問題、私ならこうする、という事を僭越ながら書かせていただきました。差し出がましいことで申し訳ありません。

    作者からの返信

    貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございました。
    確かにこの次の懸念が輸血問題になってくるわけです。
    この顛末については、あらためてエピソードとして皆さんにお読みいただきたく思います。
    あと、コミュニケーションを良くしておかないと善意でした事が悪い方にとらえられることもあるので要注意ですね。