第120話 8時間ぐっすり眠った男

年を取るとともにだんだん早起きになる。

朝5時とか4時とか。


睡眠時間も5時間くらいで勝手に目が覚める。


そのせいか昼間に眠い。

会議の途中で眠ってしまって、ふと気づいたら終わっていたりする。


夜に長時間ぐっすり眠って、朝スッキリ目が覚めたら最高なんだけど。


そう思ったら、ある日8時間ぐっすり眠ることができた。


いつもは夕食を済ませて、眠いのを我慢して風呂に入る。

よく風呂の中で意識消失してしまう。


が、この日は先にシャワーを浴びた。

というのもパスタをでるのに12分かかる、と妻に言われたからだ。


フェットチーネ・バジルソース、いわゆるジェノベーゼを食べたら急に眠くなった。

そこで布団に入る。

その時刻をスマホにメモした、2134と。


そしてすぐに眠ってしまった。


長い長い夢を見て目が覚めたら朝の5時42分。

実に8時間8分も眠ってしまったのだ。

その間、1回も目が覚めなかった。


何という達成感!


心なしか昼もあまり眠くない。

やはり長時間睡眠は何よりの健康法かもしれない。


人間は体がちょっとあたたまって冷えるときに眠くなるのだそうだ。

また、満腹になったら眠くなるのは誰もが知っている。


この2つの眠くなるタイミングがピッタリ一致したときに長時間睡眠が得られるのかもしれない。


夕食後に風呂に入ってから眠るのではなく、風呂後に夕食をってからとこく。

どうやらそれが最強みたいだ。


こうなったら毎日実行あるのみ。

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