異なる二つの顔を持つ、二刀流の殺し屋。そんな彼は殺し屋の仕事の結果、どちらかの顔を選ばなくてはいけない盤面となる。彼の決断とは……!後半の持っていき方に本当に脱帽でした。とてもワクワクしながら読ませていただきました。とても素敵な短編をありがとうございます。
結月さんが挑戦する「二刀流」の仮面、一刀は医者、もう一刀で殺し屋を営む男の物語。鮮やかにターゲットを始末した殺し屋はいつも通り医者へと戻り柔和な笑みを浮かべる、その時運ばれた急患、さぁ殺しの後は診察の時間だ。しかし仮面の生活は予想外の方向へ傾き……。振るった刃が己に返るその瞬間の絶望はどれ程か? 瞬く間に追い詰められた男の苦悩が面白い! そして最後に彼が選んだ選択とは? ブラックユーモアを含んだ秀逸な短編です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(117文字)
殺し屋として葬ったはずの人間が患者として病院に送られてくる。窮地をどう切り抜けるのかと思いきや、狡賢く、予想外な選択でした。面白かったので、ぜひ!