まともな人が1人もいないパーティで攻略不可能と言われているラスボス倒してみるww

櫻田羽美

第1話プロローグ


 「…さん」

 「…ラさん」

 「ソラさん!!」

 「…………ん?」

 目を開けるとそこには見ず知らずの

 赤い髪の女の子が私の名前を呼んでいた。

 「ソラさんやっと起きましたか!」

 「えっと…誰だっけ?」

 「誰だっけじゃないでしょ!

 カレンよ!カ・レ・ン!」

 名前を言われても思い出せ…

 そうだ…私は異世界と言われるところに

 転生したのだった――

 




 その日ソラはいつものように6時半のアラームで起き、お湯を沸かしながらスーツに腕を通した。

ニュースには最近話題のゲームの対戦画面が流れていた。

 

「対戦ゲームか…私も欲しいな〜」と思いながらコーヒーパックにお湯を注いだ。そしてさっき焼けたばかりのパンを頬張りながらまだ冷めてないコーヒーをフーフーしながら喉に注ぎ込んだ。


 昨日セットしておいた炊飯器からお米を握ってカバンの中に入れて家を出た。


 時刻は6:55分。電車の時間まで余裕がある。今日も予定通りだ!と思いながら歩いていたら急に

 「危ない!!」という声が聞こえ、それと同時に私の視界が真っ暗になった――






 




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まともな人が1人もいないパーティで攻略不可能と言われているラスボス倒してみるww 櫻田羽美 @mittyon

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